09, 10. 2016 屹立する雨雲


昨朝の雨は程なく上がったが、陽の射さぬ薄暗い一日となった。教室の最中も、火を入れ通した。教室を終えてアトリエの床を磨き、今一つ納得のいかぬ作品を水張りする。2時少し前に、夕食の素材を買求めに出掛けた。風も強めで雨も心配なので、今期初めて革のジャケットを羽織った。

ナナカマド公園を東へ抜ける。先日見かけた黄色い木瓜の実は、葉が落ちて目立って来ていた。開花した彼岸花を見に立寄る。未だしっかり花を開いていた。直ぐ東のお宅の無花果の実は、数は多いが今年も色付かない。塀の内側に盛り土をした庭に、コハマギクが咲いていた。






小公園の前を通る。年配の男性が2人、車の前に立っていた。良く見ると、車のフロントが双方共に毀れていた。正面衝突だったらしい。交通量の少ない団地の中での事故は、非常に珍しい。住宅街を北へ進む。早とちりの山躑蠋の花が開いていた。もう花期は終って久しいのに、咲き始めたキキョウの花を見付けた。こちらは酷いのんびり屋さん。鉢物で溢れていたお宅は、既に秋の片付けが済んでいた。道路と塀の境に並んでいた鉢も片付けられ、寂しいと感じたのか、黄色い花がずらっと植込まれていた。長く愉しませて貰ったキレンゲショウマは、根元近くまで切り詰められていた。北の住宅街のマルメロも、佳い色に色付いて来ていた。







東のスーパーで野菜を買求め、3番通りを西へ戻る。中央分離帯の樹々の色付きが強くなり、強風の日が多かったこともあり、梢が寂しくなって来ていた。西のスパーの裏手へ廻ってみる。前日の水平に流れる雲に反して、昨日は雨具が屹立していた。買物を済ませて戻る。歩道脇のお宅のカキの実が,僅かに色付き始めていた。




家に戻って程なく、雨が降り始めた。雨は夜半には上がり、今朝は青空が見えている。今日は少し暖かくなる予報が出ている。