01, 06. 2015 夏の匂い


昨朝降っていた雨は7時過ぎには止んで,薄紙を捲る様に次第に空が明るくなり,10時過ぎには青空が広がった。長い間雨が降らなかったので,植物には恵みの雨だった。洗濯機を仕掛けて,手がけた手仕事をする。もう直き誕生日が巡って来るIさんへのプレゼント。先週来、杉山さんの妹さんのお宅が,ずっと留守電になっている。

2時過ぎに,散歩に出掛けた。結構強い風が吹いているが,気温が上がって風は冷たくは感じられなくなった。空地に,ムラサキツメクサが咲いていた。草地を黄色く染めていたタンポポは,綿毛になった。南の住宅街の桃を見に立寄る。花の跡に,小さな突起が出来ていた。鉄道林前の道を,東へ向かう。歩道脇には,菖蒲が咲いていた。





水芭蕉が咲いていた窪地は,樹々の葉が繁り植物が背丈を伸ばして,南の奥が暗くなっていた。花序の大きなミヤマトウキが咲き始めていた。春の甘い花の香りと異なり,強く青い匂いがする。窪地は夏の匂いに満ちていた。




北へ戻り,ハルニレのある公園を通り抜ける。1番通りを渡り,東の沢の底から伸びているオオバボダイジュの巨木を見上げる。歩道近くに伸びて来ている下枝に,托葉と花序が下がっていた。沢に沿って北へ戻り,公園のホウノキを見上げる。早く開いた花は茶色に朽ちていたが,未だ花や蕾も残っていた。






沢を離れて,住宅街を北西に戻る。先日見かけた白い藤の花は,先端まで開いていた。ナナカマド公園を西へ通り抜ける。遊歩道は緑のトンネルになっていた。塀の前の僅かなスペースに,ナンブトラノオが花を開いていた。




今朝も雲なく良く晴れている。強かった風が,ぴたりと治まっている。今日の最高気温は28度との予報。