28, 06. 2012 イタチハギ


晴天3日目、昨日も良く晴れて気温が上がった。晴れると気分は良いが、庭の植物の乾燥が気に懸かる。仕事の合間をみて、水撒きをした。ピンクのコマクサが開いていた。親株が消えてしまったので、此の小さな株を大切に育てなければならない。もう一つ、蕾が付いていた。種子が零れて、自然発芽して欲しいもの。家の西側では、昨年花を付けなかったエゾノシモツケソウに花序が上がり、色付いていた。





仕事の区切りが付いた2時前に買物がてらの散歩に出かける。気温がかなり上がっていて、北風が心地良い。そろそろイタチハギが咲く頃ではないかと、北の五番通りを廻ってスーパーへ寄ることにした。盲学校の前を通り、四番通りを越えて緩やかな坂道を北へ向う。道の両側は1.5m程草が刈り取られ、期待したチシママンテマの姿はなかった。側溝の奥には、勢いの良い夏草が花序を上げ、白い花を見せていた。セリ科の植物ではないかと図鑑を調べたが、該当する種は載っていなかった。五番通りを東へ向う。早く花が開いたのか、オオハナウドの花の跡が褐色になり始めていた。





高速道路の西の道を南へ向う。道は緩い上り坂。牧草が刈り取られ、大きなロールが数多く見られた。坂を上がると、視界が広がる。前を通って来た農家の南に、馬の姿が見えた。以前は五番通り沿いに放されていたのだが、車の往来が激しくなって来たので、南に場所を替えたものと見える。2年振りの馬達の姿だった。




2年前、最初に見付けたイタチハギが見えて来た。未だ花序が充分に膨らんでいない。早過ぎたかと思ったが、叢から覗いている花序が膨らんでいた。坂道を更に登る。土手の下から伸びている大きなイタチハギは見頃になっていた。






南西へ向っていた坂道は、カーヴして南東へ向う。道脇の草が刈られて、ノイバラが僅かに顔を出していたが側溝の奥は健在だった。高速道路側のフェンスに、ツルウメモドキが絡んでいた。昨秋も実を付けてたのを思い出した。四番通りが近付き、高い位置を走っていた高速道路が遥かに下に見える位置に出た。土手下から這い上がったヤマブドウが、フェンスに絡み付いている。小さな実が数多く付いていた。農場の間の道を南へ向い、スーパーで夕食の素材を買い求めて戻った。






イタチハギ Amorpha fruticosa マメ科 クロバナエンジュ