11, 04. 2012 暖かな一日


前日に引き続き、気温が10度を超えた昨日は、日射しがあった分、より暖かく感じられた。気紛れな天候に慣らされて、日射しのある内にと仕事に取りかかる。ストーヴのボリューム下げても、未だ温か過ぎて火を止めた。少し空気を入れ替えようと窓を開けて、アトリエの壁際の植込みに、クリスマスローズが土中から蕾を引き上げているのを見付けた。



案の定、正午を過ぎて薄雲が広がって来た。それでも前日より遥かに明るい。もう一仕事して、2時前に散歩に出かけた。南西を廻って来ようと、南へ向う。川の様だった南の緑地帯の遊歩道が乾いていた。遊歩道を南へ進み、鉄道林前の道を西へ向う。エゾエンゴサクが早く咲く土手の階段は、途中までしか降りられなかった。所々地面は出ているが、未だ土手には雪が大分残っていた。階段を戻り橋を渡って、西から中央の沢へ降りる。斜面は少し地面が出ていたが、沢の底は未だ雪に覆われていた。木道もこんもり雪を載せている。




階段を上り、東の遊歩道を北へ進む。カラマツ林の前を通る頃、少し空が明るくなって来た。遊歩道は、カラマツの落葉で、赤茶色に染まっている。二番通りを越えて、北の沢の遊歩道に入る。カシワの芽が、分離し始めていた。遊歩道に隣接するお宅から突き出た細い枝に、赤い芽が膨らんでいた。池を覗き込む。白くなっていた水面の雪が、色が変わって来ていた。10日程以前の状態に戻ったことになる。





沢を離れて、住宅街を東へ戻る。マンサクを思い出して立寄った。満開の状態を期待していたが、未だ蕾が少し残っていた。春の嵐以降、季節の歩みは停滞していたことになる。暖かな陽を背に受けて戻った。内庭の梅の樹の根元の雪が融けて、僅かに1輪福寿草が頭を出していた。



今朝はどんよりとした曇り空。午後からは雨の予報が出ている。雨で雪解けが進むと良いのだが。