07, 04. 2012 冷たい風


昨日朝方の雲は中々切れず、11時を過ぎて漸く薄日が射し始めた。午後から札幌に出かけるので、暗さを我慢して仕事を進めた。二度色を引いて午前中で仕事を切り上げた。前日梱包作業で草臥れたのと、荷物が重くなって寄れず終いだった札幌へ出かける。空は明るくなって、晴れ間が広がっていた。バス停傍の介護施設の建造物が、姿を現していた。5階建てかと思って見ていたが、冬期間の作業に備えて、屋根を掛けていたらしい。重機が屋根を解体していた。



札幌駅を出ると、雪が散らついていた。バスで南1条へ向う。前夜裁った革を縫おうとして、縫糸が不足になりそうなのに気付いた。付属も足りない。必要な品々を買い求め、北へ向って歩いた。風が冷たい。それもその筈、NHKの屋上の温度表記は、-0.1度だった。4月というのに、大通公園には未だ雪が残り、春めいた様子が感じられない。市役所の南の庭のライラックを見上げた。芽は出ているが、未だ固い。5月下旬にはライラック祭りがあるのだが、花は間に合うのだろうか。





時計台の庭を通り抜けて、画材店に向う。折角咲き出したフクジュソウに雪が降りかかっている。他の植物の芽は出ていなかった。先週依頼した、6点の版画を引き取る。マットが真新しくなり、版画は息を吹き返していた。駅へ向う途中に、サルスベリの木を見に立寄った。小さな芽が出ていた。華やかな花を付けるのに、芽は意外に小さい。駅前で茶菓や生花を求め、大荷物を下げて4時台の電車で戻った。最寄りの駅で降りると、空は明るかったが、小雪が舞っていた。




今朝は青空が覗き陽は射しているが、昨夜の降雪で庭は真っ白。5cm近く雪が積っている。何時まで寒さが続くのだろうか。