24, 11. 2011 予報が外れて


勤労感謝の日の昨日、朝のニュースで報じられていた3時間毎の天気予報は、目紛しく変わる不安定な天候を示していた。曇・晴・曇.雪と続き、夜分には雨との予報だった。気温の上昇は当っていたが、朝方の雲が間もなく消え、雲一つない晴天となった。気象衛星からのデータ等、昔より遥かに判断の情報が増えている筈なのに、屢々予報が外れるのはどうしたことなのだろうか。

朝日新聞に、気に懸かる記事が載っていた。世界気象機関(WMO)が、地球温暖化の原因とされる大気中の主要な温室効果ガスの平均濃度が観測史上最高値を更新したと発表したとのこと。昨年末までの観測結果では、二酸化炭素、メタンの濃度が何れも前年を上回った。更に気に懸かるのは、同量の二酸化炭素の298倍の温室効果を持つ一酸化二窒素の濃度の増加。増加の主原因は、窒素肥料の使用量の増大とのこと。人口が急増し、食料確保が問題になりつつある折、使用される肥料が温室効果を増大するのは、問題が大きい。

陶の作業の進行の合間を利用して、買物を兼ねた散歩に出かけた。日向は前日より暖かかったが、日陰の氷は融けては居らず、落葉を閉じ込めていた。風は強くはないが、芯があって冷たい。上着はジャンパーに着替えて出たが、耳掛をして正解だった。どちらを見ても雲がない。この様な晴天はこの先そうはあるまいと、四番通りを廻ることにした。住宅街を北東へ向う。無花果の木が、根元に近い部分で切られていた。実を付けていた茎は青かったので、新芽が伸びて実を付けていたと思われる。MIXY友のMさんが、無花果は根を張る植物であると、コメントで教えて下さった。傍にある大きな庭石は、強い根と関係があるのかも知れない。葉を落としたモクレンに、銀毛に包まれた冬芽が出ていた。




陰鬱に見えていた東の沢も、陽を受けて輝いていた。シジュウカラと思われる小鳥が、枝や幹を忙しく突ついていたが、動きが早くて良い位置で姿を捉えられなかった。三番通りを越えて、高速道をの西の道に入る。冬芽の動きが早い樹が、白く光っていた。春から注意して見ていたが、花も実も確認出来なかった名称不明の樹。




買物の都合で山を見晴らす地点まで西進出来ないので、四番通りを越えて五番通りへ抜ける道を少し進んだ。西の山々がくっきり見えた。手稲山の左奥には、頂が真っ白な山が見えた。東側も電線が邪魔だったが、当別の奥の山々が白く見えていた。




四番通りへ戻り、農場の角を南へ曲がり、古くからあるスーパーでプラスティックの函を買求める。凹凸のないプレーンな函で、粘土を支えるには都合が良い。数種のサイズのものを2個ずつ買求めた。中々開かなかったスーパーの西の木立のツルウメモドキが、実を開いていた。西へ戻り、近いスーパーで野菜を買求める。大きな荷物を提げて戻った。



目紛しい予報の最後の雨は当って、夜半の雨で敷石が濡れている。雨は上がっているが、雲が厚く、昨日の様な陽光は望めそうにない。