25, 11. 2011 曇のち晴


雨のち雪の予報が出ていた昨日は、最高気温が10度と報じられていたが、風は強く、10度とは思われぬ肌寒さだった。前夜半の雨は上がったが、午前中は雲が厚く、薄暗かった。陶の作業を続ける。曲面を持たせた陶板は脆く、何度もやり直しが必要となる。昼食に義妹が用意したSoraのクロワッサンを食べながら、陶板がクロワッサンの巻込まれた脆い層の様に思われて来た。

午後に入って薄日が射し、手元が明るくなって来た。雲の動きが早いらしく、手元の明るさが屢々変わる。区切りの良いところで、前日近くの生花店では見付からなかったモデルの花を買求めに、駅前のスーパーに出かけた。西に厚い雲が広がり時折霙が降ったが、南へ向い鉄道林前の道に出る頃には、上空は青空が広がっていた。




紫色のリンドウを買求め足元を見ると、マルメロの実が置かれていた。彼方此方で見かけた実は収穫されることなく地面に落ちていて、勿体ないと思っていた。香りを楽しむ為に2個買求めた。実は未だ繊毛に覆われていた。暫く香りを楽しめそう。




中央の沢を渡って、東の遊歩道を北へ戻る。カラマツの幹に絡み付いたイワガラミを見に立寄った。前回見た折は赤味を帯びていた両性花がすっかり焦茶色になり、実の先端が尖っていた。図鑑で見ると、此の突出した部分の下に種子が出来て、種子を放散する為に殻が開くことになっている。小さな実は、尖った屋根を乗せた小屋の様な姿になる筈。残念ながら未だ“窓”は開いていなかった。




カラマツの落葉が一段と増え、芝生には掃き集められた落葉の山が出来ていた。遊歩道は二番通り近くまで、茶色になっていた。




陽の傾きが早い。北の沢の半ばを通る頃には、もう夕映えが出始めていた。



昨夜は風雪注意報が出ていたが、今朝は降雪もなく、風も止んで良く晴れている。朝焼けが出ているので、天候は下り坂かも知れない。