29, 10. 2011 野幌へ


朝方は良く晴れていたが、昨日は時間の経過と共に雲が広がった。前日午前中の雨で出来なかった植物の切詰めをする。西の境界付近にある茗荷の葉が、すっかり黄色くなっていた。ヒバを切ったので生垣代わりにしていたが、此処まで黄色くなると一気に倒れる植物なので、切詰めた。



陶の作業をしていると、掻きべらの金属部分が折れた。細く薄いとは言え、鋼鉄製のものなのだが、使用頻度が多いので屢々折れる。札幌へ買いに出かけると時間が無駄になるので、野幌陶芸社で買求めることにした。往きをバスで、帰りを散歩がてらに歩くことにした。幸い同型のものがあって買求めた。上が折れた掻きべらで、両端の金属部分が破断している。



西へ向って歩き出すと、雨雲が広がって来ていた。国道から続く緑地帯を北へ向う。硝子工芸館を見ながら二番通りへ出た。通りを渡り、錦山天満宮キタコブシを見上げる。もう葉が殆ど落ちていた。絡まった蔓性の植物が未だ葉を付けていた。大分落ちていたが、花の跡の実の痕跡が残っていた。境内を斜めに通り抜ける。社殿の前の大銀杏がすっかり黄色くなっていた。目を走らせたが、銀杏は見当たらなかった。もう実は落ちてしまったのかも知れない。







帰りがけに三番通りのスーパーで買物をしようと、北へ向う。交通量の多い三番通りを歩くのは気が進まなかったので、少し南の道を西へ戻った。煉瓦建ての家に、蔦が絡まっていた。野幌は煉瓦工場があり、煉瓦建ての家が結構見られる。此処のお宅は、車庫まで煉瓦造りだった。初めての道は面白い。家の周囲の僅かな土地を綺麗に整備され、様々な植物を植え込み、鉢を並べているお宅があった。余程植物がお好きと見え、種類も多く、手入れも行き届いていた。余り大きくない梨の木が、実を付けていた。千両梨だった。西の畑では、数人の方々が、大根を収穫されていた。団地の畑の様に、何軒かで植え込まれているらしい。空地の枯草が佳い色になっていた。秋の衣装に相応しい色。そろそろ、セーターを出して着ようか。高速道路とその西の東の沢の木立が見えて来た。三番通りに出て、スーパーで買物をして戻った。









今朝は雨雲が消え、良く晴れている。窓から見えるクロフネツツジの葉の色が褐色となり、反り返って丸まって来た。先日生けたホトトギスが傷んで来たので、シオンを切って生けることにしよう。