03, 08. 2011 夏の彩雲


午前中は雲が多かったが、昨日も時間を追う毎に良く晴れた。庭のゴミを出すついでに、雑草取りをする。2日前に取った所にも、新たな雑草がしっかり生えている。際限のない作業。その年によって、襲撃して来る雑草の多寡が変わる。今年多いのは、カタバミヒメジョオン。白いストケシアが開き始めた。先に咲き出した紫色の種は、次々と花を開いている。





前日問い合わせた回答のメールが入った。先方が返信を受け付けない様に、予め異なったアドレスを使用しているのではないかとの回答だった。やむを得ず、契約しているプロヴァイダーに、送られて来たメールをコピー・アンド・ペーストして、問い合わせのメールを入れた。

11時過ぎに、嬉しい郵便物が届いた。詩集を出版された友人の糸田さんからの詩集「雪意(せつい)」だった。詩の世界と重なる透明感のある装幀。レイアウトも完璧だった。全体の流れに目を通し、あとは1篇ずつゆっくり楽しむことにした。窓の外に目をやると、虹色の彩雲が出ていた。気温が下がる冬期間は、彩雲が良く見られるが、この時期の彩雲は見たことが無い。鮮やかな虹色で、小一時間色褪せず、ゆっくりと南東へ流れて行った。素敵な詩集に、佳い思い出が重なった。




正午を過ぎて、晴れ間が広がって来た。礼状を作成し、投函しに郵便局へ向う。オオバボダイジュの実が、大きくなっていた。未だ定かではないが、シナノキの実よりかなり大きいのではないかと思われる。投函し終えて、住宅街を西へ進み、中央の沢の東の遊歩道へ出た。空はすっかり晴れて、陽射しが強くなっていた。日向の紫陽花の花弁が水分を失い、萎んでいた。この様な状態になっても、夜分の冷気で、翌朝には生気を取り戻す。





二番通りを越えて、北の沢の遊歩道に入る。風も吹いて、木陰の道は涼しい。トチノキの実が、茶色に色付いていた。遊歩道を離れて、住宅街を東へ戻る。小振のネムノキが漸く花を開き始めていた。丸い蕾が割れて、糸の様な花弁が出たばかりのものが見られた。此の集合体が、扇の様な形になるらしい。





北へ向い、四番通りを東へ戻った。霞んでいたが、札幌の西の山々の姿が見られた。ノラニンジンが盛りとなり、早いものは花を窄め、種子を作る態勢に入っていた。




ストケシア Stokesia laevio キク科 ルリギク(瑠璃菊)