26, 05. 2011 ヒイラギナンテン


朝方空を覆っていた雲が切れて、昨日は時間を追う毎に晴れ間が広がった。気温も上がり、日向はとても暖かかった。内庭にピンクの気を満たしていたクロフネツツジが散り始めた。径5cmを超える花が散る様は、仏教の散華を連想させる。




サクラソウが咲き始めた。地植えにして、ヒダカコザクラは数年後に消えてしまったが、この種は少しずつ増えている。イカリソウも咲き始めた。繊細な姿に似ず、繁殖力が旺盛な種。根を広げて増える他に、種子を飛ばして自然発芽する。




アミガサユリと近種のバイモの蕾が膨らんで来た。蕾の数が、昨年より随分増えて来ている。ノビネチドリの花序に、ピンクの花弁が見えて来た。アポイカラマツにも蕾が上がって来た。クジャクシダの葉が大分広がって来た。完全に開いた姿も佳いが、開きかけのこの時期も、中々風情がある。






前日周囲を掘って隙間を入れたドウダンツツジに再度挑戦する。隙間を更に深くしてみたが、びくとも動かない。右手の掌が腫れて来た頃、助け舟が現れた。先日シャクナゲを掘り上げて下さった植木屋さんが、隣家に見えていた。また堀上げをお願いする。信じられぬ程あっさりと、動かなかったドウダンツツジが持ち上がった。カラマツを切ったので、南の西半分がスカスカしている。特に空きの大きな部分に植え込んで頂いた。

夕食の献立に不足の野菜と、お礼を買求めに出かけた。少し回り道をして、ヒイラギナンテンを見に立寄った。花が開き始めていた。昨年は道路側の蕾が凍って、葉陰から奥の花を垣間みたが、深い雪が幸いして道路に突き出た枝の花序が良く見える。中々佳い姿だった。住宅街を北東へ進む。ズミに蕾が見えていた。




シラカバ公園近くの名称不明の植物は、花を開いていた。赤味が取れて白い花になっていたが、花というには余りに面妖な姿だった。近くのガマズミに、蕾が上がって来ていた。





三番通りのスーパーで買物を済ませる。レジで尋ねたらビール券があるとのことで、ビール券を買求めた。途中のお宅で、ヤマボウシが葉を広げていた。芽を出したばかりのヤマボウシは、どの様に変わって行くのかがが愉しみになった。お礼を届けに隣家へ庭伝いに行くと、植木屋さんのお土産だからと、紫色のアスパラガスのお裾分けを戴いた。急遽献立を変更し、八宝菜風の料理に入れてみた。歯ごたえもあり、甘みのある美味しいアスパラガスだった。今日は先日形成した鳥の形の蓋物の中を削りに、工房へ伺う。工房のヤマボウシは、どの様な姿を見せてくれるだろうか。


イカリソウ Epimedium spp メギ科
サクラソウ Primula siiboldii サクラソウ