10, 01. 2011 降り続く


希い叶わず、昨日も雪が降り続けた。夜分に晴れて冷え込み、日中降雪で気温が上がらぬ望ましくないサイクル。庭木に積った雪は、地面の積雪と繋がりそうになって来た。

陶筥の身の縁に付けた立ち上がりが上手く付かず、やり直す。少し身が乾き過ぎていたのかも知れない。水分を多く含む陶土と乾いた陶土では収縮率が異なる為の現象。漸く付け終わり、気分転換に散歩に出かけた。戸外は真っ白。車道と歩道の境の雪の壁が、一段と高くなっている。ムクゲの実に積った雪が、三角帽子の様に乗っていた。公団のアパートの駐車場で、殆ど雪に埋っている車を見かけた。前日から出かけなかったものと見える。




大雪の日は、歩道のある大きな道路を歩くに限る。真直ぐ南へ向い、一番通りを西へ向った。東町公園には、見事な雪の華が咲いていた。人影は見当たらない。前日の雪より、幾分水分が多いのかも知れない。






中央の沢まで歩きたかったが、道路の状態が悪いので、南北に走る歩道のある道を北へ向った。歩道も除雪された形跡はあるが、10cm以上の雪が積っている。歩くと幾分足が引き戻される様な感覚があって、砂地を歩く感じに近い。ゴヨウマツだろうか。開いた葉の隙間まで雪が入り込んでいた。寂しくなったベニシタンも、雪で華やかさを取り戻していた。名称不明の赤い枝の木も、雪に捉えられている様な姿。空地のセイタカアワダチソウは殆ど雪に埋もれ、僅かに姿を見せているものも頭に冠った雪で、倒れそうになっていた。







3時半を過ぎて、雪は治まった。昨夜は晴れて三日月と星が良く見えた。今朝はまた気温が下がり、窓ガラスが氷結している。今日の最高気温は-5度。相変わらずの雪の予報。寒さと雪は、中々去らない。