10, 02. 2011 梢を眺めて


朝方僅かに浮いていた雲も消え、昨日は風もなく暖かな一日となった。前日家の前の道路の雪を削る作業をしていたので、綺麗に削られたかと玄関を開けてみたら、また重機が活躍していた。3階の窓から覗いて、事情が飲み込めた。ずっと西の方から、削った雪を押し出して来ている。家の前は私道があって幅が広がっているので、雪の積み出し作業に都合が良いらしい。削り取った路面を見たら、12月にアイスバーンになっていたレベルまで、削り取られていた。






今日は工房に伺う予定なので、持参する成形した器を出してみた。未だ底に近い部分が厚く思われ、削り取ってみた。今日は早くから排雪作業が始まるので、早めに家を出ようと、器をエアーマットで包み、作業道具を揃えて準備をした。陶筥も一緒にと思っていたが、大荷物になるので次回に廻した。2時前に夕食の食材の買物がてらの散歩に出かけた。回り道をして、東町公園へ向う。モクレンの芽が大分膨らんでいた。雪に捉えられた枝は助かっていたが、直ぐ傍のムクゲは雪で折れていた。




一番通りを東へ向う。車道と歩道の間の雪の壁が取除かれ、すっかり見晴らしが良くなっていた。小学校前の牧草地のマメ科の木が遠方からは緑色を帯びて見える。冬芽の所為かと思ったが、枝が緑色を帯びていた。東の沢の西の道を北へ向った。冬芽が膨らんで来ている樹、枝先が色付いている樹と様々で、梢を見上げながら歩いた。





小公園のホウノキは、近所から運び込まれた雪で、半ば埋っていた。枝が雪に埋っていて、折れなければ良いがと気に懸かった。二番通りに近い沢の奥に、イワガラミが絡んでいる樹を見付けた。夏には手前の樹々で、花は見えないかもしれない。




二番通りを渡り、沢の西側の道を北へ進む。シラカバの梢も赤味を帯びて来ている。雄花の花序が伸びて来ていた。



三番通りを西へ戻った。市の資料館の氷柱が幾重にも下がっていた。昨年円形の屋根の雪が一気に落ちた所。今年は懲りたのか、残っている雪の量から、一度は雪下ろしを済ませた様子だった。気温が上がると氷柱は良く伸びる。住宅の氷柱も伸びて、水滴が落ちていた。




昨夜降雪があって、うっすらと新雪が冠っている。今の所青空が覗いているが、今日は雪の予報。週末まで天候は下り坂らしい。