30, 12. 2010 新雪 


昨日午前中降り続いた雪は、10cm程積った。僅かな積雪で酷い寒気に晒されると、植物の被害が大きくなる。たっぷり雪を冠った方が、凍ることなく越冬出来る。今回の降雪は植物ばかりでなく、滑る悪路にも良い結果をもたらした。下には氷があることは判っていても、光らぬ路面は恐怖感が少なくなる。

1時過ぎ迄陶土の作業をして、夕食の素材を買いに出かけた。所々、タイヤで削られて氷が出て黒く光る部分もあるが、路面が白くなった。圧雪になった部分を選んで歩く。すっかり歩き易くなったので、大回りをして北の沢から四番通りを廻って来ることにした。風は殆どなく、寒さは酷くはなかった。

ノバラの実が雪を冠っていた。実が少しつるっとしているが、棘があるのでボケではないかと思われる花木が、未だ実を付けていた。




黒々としていた北の沢は、雪化粧で明るくなっていた。この1年で、随分折れた樹がある。沢へ斜めに迫出している柳の大木も、大きな枝が折れていた。もう1本折れた樹を見付けたが、何の樹だったか記憶がない。





三番通りを少し東へ戻り、北の四番通りへ向う。札幌の市街も、山並みも霞んで見えなかった。セイタカアワダチソウと遠景が、佳い色合いを見せていた。緩い上り勾配の道を東へ戻る。大部分は倒れて雪の下に埋り始めた歩道脇のオオヨモギが佳い姿を見せていた。か細い枝が残っているのは、この一帯に繁茂していた白いクサフジ





雪捨て場では雪が広く押し広げられ、トラックが雪を下ろしていた。雪の壁は、これから高くなって行く。広い原野を見渡して、南へ向い買物をして戻った。




今朝は、昨夜来の雪が降り続いている。年末年始は大荒れの予報が出ているので、大雪になるのかも知れない。人の動きが多い時期なのに、余り荒れずに済んで欲しいもの。