06, 12. 2012 悪路再び
昨朝降り始めた雪は,正午過ぎまで降り続いた。湿った大きな結晶の雪。薄暗くて仕事にならず、本を読んで過ごす。午後に入って晴れ間が広がり,床に貼り付いている和紙に2系統の青を着彩した。夕食の素材を買い求め方々の散歩に出かける。案じていた通り,路面は酷い状態だった。轍や足跡を付けた路面が凍り,その上に雪が積っている。雪がある面の方が滑る危険は少ないが,下が凍っているので安心は出来ない。転倒の形跡はなかったが、踵で滑った男性の大きな靴の跡が残っていた。雪の量が多い道を選んで,東の沢へ向う。昨日の日記に,日野在住のMIXT友Hさんが、面白いコメントを寄せて下さっていた。“スノー滑らナイゼン”なるものが売られていて,Hさんが買い求められたとのこと。ネーミングに頬が緩んだ。ご使用の機会が少ないことを祈る。
葉を落とした沢の樹々は,枝が折れた以外は剪定を受けていないので,複雑に絡み合っている。ヤマブドウの蔓も仲間入りして,複雑さを助長する。ヒヨドリと思われる2羽の姿を見かけた。
雨で積雪が減ったので,冬期間は通れぬ空地を抜けて三番通りを渡る。冬に枝が折れたサクランボの梢に,冬芽が出ていた。西から雲が広がって来ていた。陽光が不十分でも,白樺の梢の冬芽が見える様になって来た。高速道路脇の下り坂を下りる。人家が途切れ農場まで出ると,風の強さにたじろいだ。道を戻り、住宅街をぬけてスーパーへ向った。真新しい簾の冬囲いが佳い風情を見せていた。
今の所風も雪も収まっているが,今日は道内は荒れ模様の予報が出ている。空の便の運休,列車の運休や道南では小中学校の休校が報じられていた。人の動きの多い時期なのに,荒れずに治まって欲しいもの。