22, 09. 2011 折れたシラカバ


中学校から更に西へ向う。団地の西外れに近い位置に、魅力的な木立が残っている。その少し手前の公園に、昨年エゾノコリンゴが鈴生りだったことを思い出して立寄った。あれ程真っ赤に実を付けていた樹は、今年は数える程の実しか付けていなかった。梅の様に、豊作年と不作の年があるのだろうか。またもとの道に戻り、西を目指す。とても1人では抱え切れぬ程の太いクリの樹は、大分実を落としていた。





梢近くまで蔦を絡ませた巨木も健在だった。伸びやかに枝を広げる樹は、見ているだけで気分が良くなる。満足して引き返そうとして、叢に樹が倒れているのに気付いた。大きなシラカバの樹だった。倒れた樹の周りを回ってみる。根元から倒れたのではなく、二股に分かれた幹の付け根から折れたものだった。葉が未だ枯れていないところを見ると、折れて間もないものと思われた。





来た道を東へ戻り、突き当りの北の沢の遊歩道を北へ進む。三番通りを東へ戻り、沢の東の遊歩道に入った。先日蕾を上げていたエゾトリカブトが開いていた。遊歩道を離れ、住宅街を東へ戻る。塀から垂れ下がって、、サガミジョウロウホトトギスが咲いていた。近隣では見かけたことのない花。佳い姿だった。






一夜明けた昨日は、浜松付近に上陸した台風15号が、関東地方を通過し、首都圏の交通網を麻痺させた。太平洋に抜けた台風は北東へ進み、現在釧路沖まで進んでいる。多くの都市の河川を増水させ、数多くの方々が避難を余儀なくさせられた。台風が通過中の関東北部では、震度5弱の地震が発生した。昨夜雨が降ったが、今朝は雨も風も治まっている。


サガミジョウロウホトトギス Tricyrtis ishiiana ユリ科