13, 07. 2010 カスミソウ


西の遊歩道を南へ進む。どの樹も葉が繁り、重そうに枝を垂らしている。ヤマブドウが縦横に伸びて樹や下草に絡まっていた。遊歩道脇には、すっかり伸びたワラビも見られた。




二番通りを渡り、中央の沢の西の遊歩道に入った。此処も池の水面が見難い程、緑が繁っていた。遊歩道は団地に入るアンダーパスからの道にぶつかる。そのまま南下して、エゾエンゴサクが咲いていた土手に出た。オオハナウドがすっかり茶色に枯れていた。少し戻って、沢の中段を通る道を、中央の階段まで北へ進んだ。




ずっと通行禁止になっていた木道の鎖が外されていた。木道を通って北へ進む。間もなく開花しそうなオオウバユリの姿があった。池の南端まで進み、急勾配の木製の階段を上る。もう少しで上り切る地点に、コケイランの姿があった。昨年、倒れているのを見付け、片寄せて土をかけておいた蘭。階段寄りに、小さな芽が2本増えていた。住宅街を北東に戻った。イチイの生垣から、ミヤギノハギが枝を出して咲き始めていた。キキョウやハギが咲き出すと、何となく追い立てられる様な気分になる。植物のプログラムは、残り3分の1に入った。






一夜明けた昨日は、前夜からの雨が終日降り続く、薄暗い一日となった。大きな暈となったカスミソウが、開き始めている。自然発芽したコマクサは、2年目で花を付けた。右には、ヤマシャクヤク、奥はエゾルリソウ、更に奥にはシラネアオイとハクサンチドリ、左手にはサラシナショウマがあって、居間から見えるこの部分は、佳い一画になりそう。





日陰で開花が遅れているホタルブクロが開花間近になって来た。直ぐ近くで、春に黄緑色の花を付けていたクロミノウグイスカグラが、実を暗紫色に色付かせていた。雨で頭が重くなった植物が、倒れ始めている。天候の回復が待たれる。


カスミソウ Gypsophila elegans ナデシコ