14, 06. 2010 ハコネツリガネツツジ


早朝は雲が広がっていたが、6時過ぎから雲が切れて、昨日も良く晴れた。気温は相変わらず高め。夏服を取り出す。随分長い間、蕾をぶら下げていたハコネツリガネツツジが開いた。開いたと言っても釣鐘型の先端が開くのみなので、余り大きな変化は見られない。開いた先端部分の赤味が幾分強いので、少し華やかになった程度。




小さな丸い蕾を付けていたヤマハナソウが、高温で一気に開いた。花の径は7・8mmの小さな花。かなり長い間咲き続けている。




僅か1輪開いたのみだったエゾゴゼンタチバナに連れが出来た。威勢良く芽数を増やした割には、花の付きが悪い。アヤメが蕾を上げていたが、1輪開いた。チョウジソウも開き始めた。もう少し咲き揃ったら、再登場させたい。絶滅寸前だったシコタンソウが持ち直し、花を開いた。これも背丈は10cm程で、花も小さい。






シランが蕾を上げて来た。風で大分実を飛ばされてしまったが、サンカヨウの実が大きくなった。晴天続きなのに、チングルマの綿毛が出て来ない。花の終る頃、雨が続いたのが響いたのだろうか。チョウノスケソウの方が、綿毛の様なものを出している。






前日貼り合わせたボードの接着面のボンドの乾きが未だ不十分なので、案内状の宛名書きをして、書き上げた分を投函しに出かけた。日曜日は集荷の時間が異なり、1時半が最終時間となっている。投函し終えて、東の沢へ向った。ホウノキの様子を見たかった。途中の住宅街で、サンキライが蕾を付けていた。どの様な花を開くのかが愉しみだが、会期が始まると10日間は見られないので、見逃してしまうかも知れない。




ホウノキは、大分花を開いていた。陽が当たる上の方から開花が始まり、大分下の枝迄開いていたが、花芯が見える位置は、未だ開いていなかった。搬入前にもう一度来ることが出来るだろうか。



エゾゴゼンタチバナ  Chamaepericlymenum suecicum ミズキ科
ハコネツリガネツツジ Menziesia lasiophylla ツツジ
ヤマハナソウ     Saxifraga sachalinensis ユキノシタ