13, 06. 2010 ツルハナガタ


晴天が続く。昨日は風も弱まり、気温も更に高くなった。ツツジの類いが、開花期を迎えている。サラサドウダンはもう少しで満開。レンゲツツジが開いて、名称不明の白いツツジも見頃となった。ずっと以前からあるレンゲツツジは、色が強いので、目立たぬ様に切詰め、アトリエの南の陽当たりの悪い通路脇に押し込めてある。ナツハゼが葉影に目立たぬ花を咲かせていた。





クリンソウに続いて、ツルハナガタが開き出した。高山系のサクラソウで、背丈は10cm程。名称通り、細く赤いアームを伸ばし、着地した地面に根を張って増える。長い間名称が分からなかったが、テンポラリー スペースで個展の折初めてお目にかかった早川禎治氏が著書の「カイラス巡礼』をお送り下さり、パミール高原に咲くこの花の記述があって、初めて名称が分かった。




アトリエの東側の通路の飛石の間を埋めているチシマギキョウが蕾を上げて来た。南東の角の陽が当たる位置で、1輪開き始めている。




昨年久々に黴が出ずに咲いてくれたエゾシモツケに小さな蕾が付いた。今年も黴を出さずに咲いて欲しい。ハゴロモグサの蕾が黄色みを帯びて来た。開花は間近い。




教室を終え床を磨いて、床が乾く間に宛名書きを終えた分の案内状を投函しに出かけた。組物の作品でサイズが大きいものはあるが、貼り合わせるボードとしては最大のもの。三六のボード2枚を貼り合わせ、何とか作品が収まる。最後の大仕事。天気は良し、東の沢のホウノキを見たかったが、ボードの貼り合わせを済まさぬと、先の作業へ響くので、白樺公園を通って戻った。公園入口の歩道に伸びている枝に、小さな実を数多く付けている樹があった。実が生るのだから花も咲いていたのだろうが、気付かなかった。どの様な花を付けていたのだろうが。シラカバは葉を茂らせ、日陰を作っていた。日陰が有難い季節となった。




近所のお宅のカーポートに、吊り花が登場していた。生憎車が止まっていて、全てを撮ることが出来なかった。ハゴロモグサが入れられていた。




ツルハナガタ Androsace sarmentosa サクラソウ
ナツハゼ   Vaccinium oldhami ツツジ
レンゲツツジ Rhododendron molle ツツジ