14, 07. 2015 シナノキ咲く


動きの遅い台風9号から伸びた雨雲の影響で、昨日は陽が射さぬ薄暗い一日となった。朝から雨の予報が出ていたが朝食後も降らぬので、雨が来る前に庭仕事をしようと、庭に出た。前日より気温は5度程下がる予報だったが、蒸し暑い感じだった。西側に広がったハゴロモグサが終盤に入ったので、種子を零さぬ内に刈り取ってしまうことにした。3分の2程刈り取って袋に詰め込んでいると、大粒の雨が落ちて来た。

制作もならず、本を読んで過ごす。1時半過ぎに雨が上がったので、歩いて来ることにした。街路樹のシナノキが、咲き始めた。未だ蕾が固い樹、蕾が膨らんで開き始めた花が見える樹、もう満開に近く開いた樹と、個体差がある。3年前の様に、クジャクチョウが群れると佳いのだが。





1番通りの少し南を、西へ向かった。ホザキナナカマドが花を開いていた。数日前ブログに載せたら、土浦在住のMIXY友Sさんが、見かけたことがないとコメントを下さった。それ程珍しい樹ではない筈と、図鑑を調べて原因が判明した。日本での分布は北海道と下北半島で、朝鮮半島と中国北東部とモンゴルに分布する北方系の植物であることが判った。南向きの庭で、もう桔梗が咲いていた。春に段重ねの花を咲かせた忍冬を見に立寄る。僅かに受粉して実になったものが、色付いていた。





中央の沢の遊歩道を、北へ戻る。ウイキョウが背丈を更に伸ばし、2mを超えていた。イワガラミも佳い風情に咲いていた。ネズミモチを見に立寄る。花が開き、円錐形の花序が白くなっていた。






日暮れどき南の低い位置に僅かに青空が見えていたが、今朝は青空が広がっている。今日は仕事が進められそう。