12, 05. 2010 チシマヒナゲシ


曇のち雨の予報が出ていた昨日は,朝方治まっていた風が吹き出して雲が切れ,午前中は良く晴れた。ゴミの集荷日だったので、部屋のゴミを入れた袋に落葉を集めて詰め込んで出した。僅かに咲き出した花に,虫が飛来していた。白い蝶はモンシロチョウだろうか。大きなクマンバチが、クリスマスローズで吸引していた。




チシマヒナゲシが咲き始めた。背丈7cm程の小さな種。あちこちに種を飛ばして増えている。家の西側の砂利混じりの植込みにも咲いていた。夏へかけて、花期は長い。明るい陽光で,シラネアオイが1輪開いていた。実生からの小さな株に,年数が経った株に先駆けて、小さな蕾が付いていた。





ソウウンナズナも開き始めた。もう一箇所は、屋根からの落雪で発芽が遅れ,蕾も上がっていない。咲き揃った頃,再登場させたい。種が零れて漸く花が付いた、シロバナエンレイソウが花を付けた。傍には未だ1葉の芽が発芽している。左手前の茶色の太い芽は,出て来たばかりのツワブキの芽。今年は冷夏が予想されているので、花を見られないかも知れない。




準備していたパーツで、最後の1点を組み合わせる。流れは悪くないが,予定よりも大分大きくなりそうで,何度かやり直す。裏に貼り合わせるボードとの兼合いもあり、難しいパズル。分断すると流れが消えるので,行き詰った。頭を冷やそうと,3時少し前に,散歩に出かけた。すっかり曇って,薄暗くなっていた。

前日、風が強く寒くなって廻るのを諦めた北の方を廻ることにした。家の東の道路を北へ歩き,四番通りへ向う。風は強い南風。下り勾配を背中を押される様にして進む。西の空が僅かに明るく,山々が何時もより高く見えていて、雨が近いことが予想された。手前の黒い部分は,雪捨て場に残っている雪。通りを西へ進み,すっかり気に入ったキタコブシを見上げる。花弁が変色し始めているのではと予想していたが,未だ変色もなく佳い姿だった。





足元の叢には,名前の分からぬ黄色の花が,咲き始めていた。随分多く見られたので,外来種かも知れない。溝の向こうには、ゼンマイと思われるシダ植物が出ていた。




通りを西へ進み,農場の西角を南へ進む。上り勾配に,向かい風。漸く三番通りへ戻り,北の沢へ向う。沢の遊歩道に入ろうとして気が変わった。今日の雨の予報を思い出し,真直ぐ西へ進んで,小学校と中学校の周囲を廻って,帰りがけに北の沢を見ることにした。中学校の南のミヤマハンノキには、小さな葉が出ていた。多くのヤドリギも、やがて葉の陰で見えなくなるものと思われた。




小学校の前の3分咲きの桜を眺めて,道の突き当りに見える北の沢を目指した。


チシマヒナゲシ Papaver miyabeanum ケシ科