15, 05. 2010 シラネアオイ


希い通じて、昨日午後は少し雲が増えたが,午前中と夕刻は良く晴れた,久々の輝かしい陽光。但し,風は相変わらず強く冷たかった。案内状作成の為に、作品写真を撮って頂く必要があり、30号弱の作品を選択し、裏のテープ貼りから始めた。不定形の作品なので,全体を入れずに、トリミングして使用しようと考えている。

ゴミの集荷日だったので、部屋のゴミを入れた袋に,落葉を詰め込んで出した。明るい陽光で,予想通り開花が始まっていた。未だ葉には発芽時の茶色が残っているが,チシマイワブキが花を開いていた。花期は長く,葉が緑となって大きくなる初夏迄咲いてくれる。キバナカタクリも咲き始めた。未だ蕾の固い株もあり、暫くは楽しめそう。





シラネアオイがあちこちで開き始めた。終日陽の当たる位置の株は、殆ど花を開いていた。日照の度合い,種を蒔いた時期で、開花時や花の大きさにも変化が出て来る。ヒバの生垣の傍の株は,最も開花が遅れ、これから頭を上げる芽もある。この種もあと2週位は楽しめそうな気配。





モミジカラマツの間から,アイヌタチツボスミレが咲き出した。ヒバの生垣付近に広がっているフイリミヤマスミレ同様,小さな種を飛ばして良く増える。ピンクを帯びたスミレは、散歩の途中で見かけたスミレ。





3時を過ぎて,買物に出かけた。駅前のスーパーで買物をして、帰りがけにモデルの花を買求めて来ることにした。白樺公園を抜けて北の沢へ向う。公園の桜は、満開だった。ホウノキと思われる樹が大きな芽を出していた。東の沢の大きな芽の樹も、ホウノキかも知れない。




北の沢の東の遊歩道を南へ進み,二番通りを越えて中央の沢の西の遊歩道に入った。買物を済ませ,沢を越える階段に戻る。沢の東側は、サクラが見頃だった,今迄気付かなかったが,沢の底から高く伸びるキタコブシの大木があった。少し遠回りをして、エゾエンゴサクが咲いていた土手に立寄る。そろそろ種子が成熟している筈。未だ緑色の莢が多かったが、色付いた莢を採取して来た。ティッシュペーパーに包む折,黒い大きな種子が莢から出て来た。ケシ科なので小さな種子かと思っていたが、予想を超えた大きな種子だった。階段を上り駅から続く道を東へ進む。ずっと気に懸かっていたオオバナノエンレイソウが僅かに咲いていた。昨年札幌からの帰りがけに、歩道脇にオオバナノエンレイソウの群落を見付けた。翌日カメラを持って出かけたら,あろう事か,歩道脇は除草機で全て刈り取られていた。それ以来、出かける折にはカメラをバッグに入れて歩いている。歩道脇のオオバナノエンレイソウは消えてしまったが、急斜面にはポツポツと咲いているのが見付かった。あの位置なら刈り取られることもなく、毎年咲いてくれると思われる。





商店街の生花店で花を買求め,白樺公園を通って戻った。雲がすっかり消えた青空を背景に,シラカバの小さな若葉が輝いていた。今朝も良く晴れて,気温も18度まで上がるとのこと。漸く平年並みに戻るらしい。


オオバナノエンレイソウ Trillium camchatcense ユリ科
キバナカタクリ     Erythronium Hybrids ユリ科
シラネアオイ      Glaucidium palmatum シラネアオイ
チシマイワブキ     Saxifraga nelsoniana var. reniflormis ユキノシタ