09, 03. 2010 コブシの街路樹


夕刻から雪が降り始めたが、昨日はとても良く晴れた。午後から札幌に出かける用事があったので、朝食後早々に仕事に入る。前日不十分な陽射しの中でした仕事は、やはり重たい。調子を変えるのに苦労した。何とか2工程を終えて、調子を上げた。

早い午後の電車で札幌へ向う。南の大型書店で、旅行のガイドブックを買求めた。個展が終わってからゆっくりと愉しみながら旅程を組もうと思っていたのに、チケットやホテルを押さえる都合上、早めに計画しなければならなくなった。近くの洋品店で、僅かに不足だった接着綿を買求めた。義妹のバッグの革の裏に貼る材料。西へ向い、東急ハンズで金具を購入した。歩道は日陰になっている所は凍結して、歩行にはかなりの神経を使う。買物を済ませて、北へ向った。大通公園雪像を崩した雪の山は、余り小さくなってはいなかった。雪像製作の為に、固めた雪が使用されたからと思われる。公園の南北に通る南大通りと北大通りでは、路面の状況が異なっていた。ビルで日陰になる南大通りの路面は雪が残り凍結していたが、陽の当たる北大通りは路面が出ていた。






もう温室の開園時間は過ぎていたが、少し西へ進んで植物園前の通りを北へ進むことにした。歩道の雪が融けている北2条通りに、植え込まれて未だ年数が経っていない街路樹があった。新芽はコブシの芽だった。キタコブシなら、100m間は、素敵な街路樹になりそう。広い歩道の北側の植込みには、雪の中から赤い実を付けた常緑の蔓状の植物が覗いていた。どの様な花を付けていたのか、この時期の緑は嬉しい。





温室前には、大きな柿の木がある。随分以前から見ているので、年数はかなり経っていると思われる。色付き始めた樹々の梢を見ながら北へ進む。陽が射すと梢の色の相違が露になって、重く沈んでいた木立が華やいで見える。束の間の散歩を楽しんで駅に戻った。




夕映えの残る空に雪が舞い始めていたが、余り多くは積らなかった。今朝は南東の空に細い月が見えているので、雪は止んだ様子。今日の最高気温は-2度。未だ寒さは続く。