26, 12. 2011 長い雲


朝方の晴れ間が広がり,昨日は快晴のクリスマスとなった。北の方では交通止めの情報も流れていたので,降雪の難を逃れたことになる。プリンターが使用出来る様になったので,賀状に取り掛かろうとしたが,年内に郵送すべき書状があるのを思い出した。先週初めに,美術評論をされておいでの方から,思いがけぬ書状を戴いた。制作の核心についての質問状で,どう返答すべきか中々考えが纏まらなかった。難しい方を先に済ませようと,書状の作成に取り掛かる。作品の一部を縁にレイアウトしたA4のレターパッド3枚にびっしりの書状を漸く刷り上げたら、正午近くになっていた。

出来上がった書状を投函しに,1時半頃家を出た。西に雲が見られたが,頭上は真っ青に晴れていた。南西からの風が冷たかった。書状を投函し,西の方を歩いて来ることにした。MIXY友のSさんが、お庭の植物の写真を数多く載せておいでだった中に,ヒイラギナンテンの花序か黄色く色付いている写真があった。小学校の西の緑地帯を南へ向う。シラカバに寄生したヤドリギが,陽を受けて輝いていた。東町公園の小山では,日曜日とあって,父親に遊んで貰う子供の姿が見られた。子供達は元気一杯だが、親御さんは大変そうだった。ヒイラギナンテンは,漸く細い花序を出したところだった。未だ色付いてはいなかった。庭の西側に植えられたツバキに蕾が付いていた。





中央の沢まで西へ進み,遊歩道を北へ戻る。何の樹だろうか、遊歩道沿いの無闇に剪定された樹から、曲線を描いて細い枝が出ているのが痛ましかった。二番通りを越えて,北の沢の遊歩道に入る。長い雲が団地の遥か南西から伸びて,北の沢に架かっていた。強い風で、雲は北東に進んで行く。三番通り近くまで進み,樹々の間から北西方向を眺めた北西の山々は雲に覆われていたので,沢を離れて住宅街を東へ戻った。






ノムラカエデだろうか。赤く細い枝を空に伸ばしていた。シラカバ公園まで戻ると,先刻見た長い雲の先端が,本体から吹き飛ばされる様に、千切れて北東に伸びていた。




夕刻、夕映えが出た。3階の窓から眺めると,あの長い雲は北東へ進み,最後尾が薔薇色に焼けていた。



美しい夕焼けだったが、昨夜から雪が降り始め,今朝は吹雪いている。窓ガラスに雪が貼り付いて,明けて来た戸外が良く見えない。大雪警報も出ているので,今日は雪の一日となりそう。