16, 01. 2010 店頭の春


また夜半に吹雪いたらしく、家の壁に雪が貼り付き、低い気温で窓ガラスには氷の華が咲いている。20日大寒なので、寒さも本格的になって来た。例年に比べると雪の量がかなり少ないが、寒さと雪のダブルパンチは堪える。根雪になってからも外へ出ていた飼い猫のアタローも、流石にここ数日の低温は厳しいらしく、窓から顔を出しては、“外出”を諦める。機嫌の悪いこと甚だしい。

誕生日だった昨日、MIXY友から温かいコメントやメッセージを多数戴いた。少々不安定な天候だったが、何よりの陽光が射して、仕事も順調に進められた。午前中は良く晴れていたが、1時を過ぎて急に曇り、小雪が舞い出した。雪の予報が出ていたので酷くならぬ内にと、モデルの花を買求めに出かけた。前日に比べて風が強く、体感温度はかなり低く感じられる。道路の両脇の雪がかなり高くなっていた。白樺公園の入口にも、ブルトーザーが押し上げた雪が山になっていた。酷くなるかと思われた雪も一瞬で、行きには陰鬱な表情を見せていたシラカバも、買物を済ませて戻る折には空が晴れて、すっかり表情を変えていた。





生花店には春の花が溢れていた。許可を得て、写真を撮らせて頂いた。1年中ある花よりも、季節を感じさせる花が良い。道路に面したガラス窓の傍には、ユキヤナギの姿があった。室内と戸外の気温差で窓は氷の華が咲いて表が見えない。ラナンキュラス、スウィートピー、チューリップに混じり、ネコヤナギの姿が嬉しかった。







大きな花の包みを抱え、途中のスーパーで買物を済ませて家に戻る。白樺公園から何時もの様に北へ曲がらず、真直ぐ東の道を通ってみた。立枯れのコスモスが腰が折れて、雪に埋りそうになっていた。大きなツバキの木が蕾を付けていた。この寒さで大丈夫なのかと気に懸かる。家へ戻ると、アトリエには光が溢れていた。夕暮れ前にもう一仕事出来た。4時を大分過ぎて、夕焼けも見られた。日が随分長くなって来ている。





明け始めた戸外は雪が止んで、僅かに青空も見える。ガラス窓には、複雑な模様の氷の華。気温はかなり低いらしい。