26, 12. 2009 クリスマス プレゼント


前日同様、昨日も朝方の雪は間もなく止んで、綺麗な青空となった。新雪が輝いて眩しい。半端な仕事は、中々終らない。ヤル程に次々と出て来る。午前中で一旦切り上げ、余り押し詰らぬ内に、年末年始に必要なものを買求めておこうと、午後から札幌へ出かけた。

駅前通りの混雑は先日懲りていたので、東の方の通りを南へ向う。大通公園の傍のデパートで、気に入りの焼き菓子を買い込む。更に直ぐ南の書店で、“束の間の休日”の為の本を探した。面白そうな本が並んでいると、頭が熱くなる。他にも買物があるので、気を沈め、冊数を絞り込むのに苦労した。書店で予想外の時間を過ごし、外へ出ると大分日が傾いていた。近くの洋品店で縫物の付属を買求め、真直ぐ西の東急ハンズへ向う。期待していた色の革はなく、革用の付属のみを買求めて、少し西の通りを北へ向った。

雪の大通公園は、人影も疎らで綺麗だった。公園に面したビルの前庭に、真新しい竹を格子状に組んだ、見事な冬囲いがあった。竹が交叉する部分の縄の結び目も綺麗だった。中にある植物を隙間から覗くと、ツツジだった。




人通りの少ない道を北へ進んで、植物園の前に出た。時間があれば温室を覗こうと思っていたが、もう薄暗くなり始めていたので諦め、植物園に沿って北へ進む。すっかり葉を落とした樹々には、カラスが鈴生りだった。此処をねぐらにしているのだろうか。駅前を東西に走る通りへ出た頃には、もう街灯が灯っていた。




電車で最寄りの駅に着いた頃には、日はすっかり暮れていた。途中の商店街でバスを降り、花を買求めて家に戻った。何時もの散歩よりは距離が短いのに、街中を歩く方が疲れる。居間に入ると、テーブルに宅配の荷物が置かれていた。書籍と書かれた荷物で、差出人の欄に、佐渡在住のMIXY 友 Kさんのお名前があった。大判の写真「佐渡 海底から原始の森へ」という本と、メッセージ入りのクリスマス カード、3種の種が入れられてあった。海の生物、陸上の植物や動物、四季折々の佐渡の情景が収められた見事な写真集だった。







K さんの日記に登場する佐渡の植物は、日本海側で、離島という同じ条件もある為か、当地の植物と重なるものが多いと感じていたが、一層その感が深まる。只、緯度はかなり低くなるので、見知らぬ植物も多い。海の生物等は色鮮やかで、北の無彩色に近い生物とは大きく異なっている。“束の間の休日”は、この写真集をゆっくり眺めて佳い気分で過ごせそう。