04, 11. 2009 ヤドリギを探しに - 2 -


三番通りへ出ると、風の強さが一段と強く感じられた。何時もは南側の歩道を東へ向うが、住宅に近い位置を歩く方が風当たりが少ないかも知れないと、北側の歩道へ渡った。団地に近接する一帯は、殆ど住宅で埋っているが、空き地になっている所では、北から強い風が吹き付けた。南側の歩道で1軒、北側の歩道でも1軒、先日MIXY友のHさんに名称をお教え頂いたベニシタンが、見事に赤い実を付けていた。




白樺公園の位置迄東に進む。以前団地内にあった生花店が此処へ越してから、20年以上が経過している。ハロウィーンの南瓜が展示されていた。先代のお母様が店を切盛りされておいでだった頃は、この生花店で良く花を求めたが、息子さんに代替わりしてからは、花揃えが変わってしまい、余り足を運ばなくなった。花が少ない季節とは言え、オレンジの南瓜の傍に、強いピンクのペチュニアやシャコバサボテンはないだろうと思う。




雪がある時期に、白樺公園を通り抜けて、三番通りを東へ向った筈なので、中央分離帯の樹々を注意深く探す。随分東へ戻り、記憶違いだったかと諦めかけた頃、漸く2つのヤドリギが見付かったが、期待していた実はなかった。時期が遅過ぎたのかも知れない。切り倒された柳に寄生していたヤドリギとは比べようもなく小さいが、少し大きめのヤドリギの宿主の樹には、赤い実が沢山付いていた。もう葉が殆ど落ちて、樹の種類は識別出来ない。クリスマスのリースの様な赤い実は、見られずじまいだった。隣の大きなシナノキは、葉をすっかり落とし、僅かに実が残っていた。




シナノキ  Tilia japonica シナノキ
ベニシタン Cotoneaster horizontalis バラ科
ヤドリギ  Viscum album var. coloratum ヤドリギ