05, 11. 2009 冬囲い


2日続いた強い北風と低温が去って、昨日は南風が入り気温も上昇した。10度を超える気温なら、酷く寒くは感じられない。午後1時過ぎから、冬囲いをして下さる方々がみえた。もう5・6年、同じ方々がみえるので、不足の材料を補充して頂くことをお願いして、制作を続けた。竹は3年程で表皮の艶が失せ、折れ易くなってしまう。

春に引き抜いて纏めてあった竹を解いて、長さや強度によって分類した竹を花木に立てかけて行く。最初に荒縄で枝を幾つかに分けて縛り、竹を廻りに数本挿して荒縄で巻いて行く。手際良い作業で、見ていると簡単そうに見えるが、竹を挿すのはかなりの力仕事であり、縄の締め具合や結び方にもコツがあって、素人の及ぶ所ではない。




暗くならぬ内にと、写真を撮りに外へ出た。通りに面したキャラボクは、冬期間ブルトーザーで押し上げられる雪が来る所なので、入念に囲われていた。西側の通りに面した植込みのシャクナゲも、しっかり囲われていた。





4時を過ぎてすっかり薄暗くなった頃、全ての立ち木は冬囲いが施された。これで一安心。春迄庭は長い冬眠に入る。