07, 07. 2009 ナツツバキ


漸く待望の青空が広がり、気温も少し高くなった。今日はさらに気温が上昇する予報が出ている。鈍い陽光に青い色相も重く沈み、すっかり気も滅入って、最も日の長く制作に佳い季節を、試作の小品や陽光に左右されない動画の制作で過ごさざるを得なかったが、これで大きな作品に取りかかれる。窓を開け、風を入れての制作は、絵具や礬水(どうさ)の乾きも早く、条件が整った良い時期に、メインになる吹き抜け空間の為の、大きな作品を仕上げてしまいたい。


一昨々日、急に大きくなったナツツバキの蕾に気付いて写真を撮ったが、昨日もう数輪が開いた。一昨年の強めの剪定がお気に召さなかったのか、昨年は1輪の花も付けなかったが、蕾が膨らんで目立って来ると、かなりの数の蕾が確認出来た。放っておくと途轍もなく大きくなる花木なので、この先もご機嫌を伺いながらの剪定を続けることになりそう。涼感のある佳い花なのだが、一日花で、ツバキ同様、花がボタッと落ちるのが惜しまれる。




白く涼しげな花穂を見せていたイワオオギが花を殆ど落とし、花の跡に厚みのない豆の様な鞘を付けている。例年この段階で切り取ってしまうのだが、今年は数本残して鞘の行く末を見守りたいと思っている。



イワオオギ Hedysarum vicioides マメ科
ナツツバキ Stewartia pseuddo camellia ツバキ科 別名 シャラノキ