06, 07. 2009 ガクアジサイ


深い霧が晴れ上がった昨日、久々に青空が広がった。彩度の低い弱々しい蒼ながら、明るい陽光は有難かった。日光浴を兼ねて庭仕事をしていると、空き家になっていた西側の隣家の窓が開き、新たな住人が引越されて来たのが分かった。すっきりした平屋の住居は、内庭に充分な陽光をもたらしてくれていたが、これで暫くは日照の心配をせずに過ごせそう。夕刻を過ぎて久々に窓に明かりが灯り、気持ちが和らいだ。


先に蕾の状態の写真を登場させていた、黒姫と名付けられたガクアジサイが満開となった。小さな鉢植だったこの種は、僅か4年で予想を超えて大きくなり、このまま剪定して小さく仕立てるか、新たな場所を確保して移植するかの選択を迫られている。かなり過密状態の庭なので、不本意ながら前者を選択せざるを得ないかとの方向へ、気持ちが動きつつある。


                      

装飾花の青に微妙な変化があるばかりではなく、紫色の装飾花もあって、花木全体に変化を与えているのが好ましい。


東側の境界に植えてあるルリタマアザミの先端に、蕾が顔を出して来た。ヒゴタイの園芸種と思われるこの種は、30年程前に種を蒔いて育てたもの。背丈が1.5mを超えるので、やはり背丈の高くなるツリガネニンジンと共に、生垣代わりに境界に沿って植えてある。両者が色付く頃、北海道は盛夏を迎える。




ガクアジサイ  Hydrangea macrophylla f. normalis ユキノシタ
ルリタマアザミ Echinops ritro キク科