26, 09. 2018 団栗の絨毯
昨朝は青空が見えていたが、次第に雲が厚みを増して、夕刻まで陽が射さぬ一日となった。寒くなってからの庭仕事は辛いので、根元近くまで切り詰める作業を始めた。ひと仕事終えて家に入ると、福岡在住の友人から地震見舞いの品が届いていた。大学同期で、3年の春休みに、2人で一月余の旅行をしている。東京での個展にも出かけて来てくれていたし、2005年お母様を送られた折、翌年パリで2人展の予定であることを話すと、人形作家の友人と2人でパリからロンドンまで同行してくれた。
手仕事の小物が不足して、散歩方々買いに出かけた。南の住宅街の中にあった畑の場所には、もう1軒住宅が建ち上がって来ていた。5軒の家が建ったことになる。東へ向かい、東の沢沿いに、北へ向かう。夏に一度咲いていたヒエンソウが、また花を付けていた。
そろそろ団栗が落ちる頃と思い、沢の傍を通り抜けた。2番通りよりかなり低い沢に、倒木が折り重なっていた。団栗は、地面一面に散らばっていた。沢の横を通り抜け、沢から西へ突き出したあかしや公園の北側に出る。折れた樹の数が多く、空が広くなっていた。中央の葉の多い樹はオニグルミで、細い樹がハリエンジュ。切り株を数えたら、10本あった。これでは、あかしや公園とは言われない。
春花が最も早かったオオヤマレンゲが、数多くの実を赤く染めていた。買物を済ませて戻る。前日のセンニンソウを思い出し、もう1軒のセンニンソウを見に立ち寄る。高い樹から下がった蔓は、見事だった。センニンソウの下には、ヤマボウシが大きな赤い実を見せていた。
夕刻、空がばら色になった。前日の中秋の名月は雲に遮られてしまったが、昨夜は十六夜の月で、明るかった。今朝も雲無くよく晴れている。