15, 11. 2016 野幌の緑地帯
何時も強い風が凪いで,昨日は晴れて気温が二桁に上がった。朝食後、直ぐに仕事に取りかかる。昼食後に不足な品を買求めに野幌へ行く前に、溜まりを作る為にたっぷりの絵具を施した。和紙が窪んで絵具が溜まり、乾くと表面が艶を帯びる。
バスで、国道沿いの店舗に出掛けた。買物を済ませて外へ出ると、あれ程良く晴れていたのに、空は灰色の雲が広がっていた。国道から4番通りまで続く緑地帯を歩こうと、北へ向う。中学校と硝子館の前を通り、2番通りを渡る。錦山天満宮の境内に聳える葉が皆落ちたキタコブシの大木に、太い蔓が絡んでいるのが判った。境内を北東へ通り抜ける。恐らく明治時代の建造物と思われる社務所が佳い。下見板で、窓は上下に開閉する窓。東の出口付近のシダレヤナギの巨木は、枯れて水分の無くなった葉を未だ付けていた。団地の北の小公園の、無惨に切り詰められた枝垂柳を思い出した。
天満宮の直ぐ北には、小学校が続く。3番通りに面した北側には、広いグラウンドが広がる。3番通りを越えると、キリスト教団体の経営する保育園があって、遊歩道の先の突き当りが、広大な地所の湯川公園になる。天候や仕事の都合で、秋の紅葉は見られなかったが、地面は落葉が降り積っていた。敷地内に沢が含まれていて、小川が流れている。階段を下りて北側へ登る。落葉をかぶっていたが、広い面積に自然石の見事な敷石が広がる。敷石を踏んで、4番通りへ出た。
住宅街を気侭に曲がって、3番通りへ向かう。高速道路に架かる橋を渡り漸く団地に戻った頃、北西の空が僅かに焼けていた。未だ3時半を過ぎたばかり。本当に陽が短くなった。オオバギボウシの葉が融けていた。今年も無花果の実は色付かず、切り詰められていた。
昨夜は月が大きく見えるとのことで、何度か戸外を覗いたが、月は見えなかった。現在降り止んでいるが、先刻まで雨が降っていた。今日は雨なのに、二桁の気温予報が出ている。明日からは、一気に気温が下がるらしい。