01, 07. 2016 緑深まる


6月末日の昨日は、最高気温が28度を超えて良く晴れた。月末は初夏らしい日に恵まれたが、当地の最も佳い時期なのに、気温が上がらず雨が多かった。駅前の銀行に用事があって、午後の仕事を終えた2時過ぎに出掛けた。

家の1軒東を通る南北の幹線道路を南へ向かう。歩道脇のブロック塀に現れる様に、南が高く、10度近い傾斜がある。前日柿の雌花が余り見付からなかったので、南の住宅街を西へ向かう。ハナズオウの実が、大きくなって来ていた。道路に枝を突き出している柿の樹の下に入って、四角い形状の雌花を探す。大分実になり始めていて、漸く黄色の雌花を見付けた。下の写真は、雄花と実になり始めた雌花。






鉄道林前の道を、西へ向かう。オオバナノエンレイソウが咲いていた低い土手は、草が刈られてしまっていた。これでは実が出来ない。オオイタドリが背丈をぐんと伸ばしていた。銀行で用事を済ませ、中央の沢の階段を下りる。緑が深くなって、沢は暗くなっていた。階段脇の草も刈られていた。東側の階段脇の草も刈られ、ずらっと並んでいたオオウバユリが姿を消していた。奥の方に数本残っているが、此の種は花を付けるまでに3年を要し、その後は朽ちてしまう。やたらと草刈りをすると、野草が姿を消してしまう。





東側の階段を上り、深い蔭が出来た遊歩道を北へ戻る。遊歩道脇のお宅の前に、今年もウイキョウが背丈を伸ばしていた。先端に、僅かに花序が見えていた。此処のお宅には、大きなスモークツリーがあったのを思い出し、東側に回ってみる。2階の屋根を超す高さに,煙が見えていた。庭にも同じ種を植えてあるが,これ程高くは伸ばせず,未だ花を見ていない。少し北の落葉松に絡まったイワガラミは、今年は花の数が少なかった。北の沢の遊歩道に入る。未だサルナシが花を付けていた。






沢を離れて,住宅街を東へ戻る。シラカバ公園を東へ通り抜けたら,小振のハシドイに良く花が付いていた。気温が上がって,花々の甘い香りが満ちている。



週間予報では今日は曇の筈で,買物に当てたのだが,今朝も雲なく良く晴れている。酷く得をした気分。仕事を終えたら,庭の草取りを進めることにしようか。