05, 05. 2016 庭を巡って


従姉の家の近くで見事に咲いたシラネアオイを見て,庭を一巡する。早く芽を出していたシラネアオイは、弱々しい蕾を付けていた。此処の株は、そろそろ寿命かも知れない。芽数を増やして大きくなった株は20年を過ぎると芽数が減って、石の様に固い株の跡を残して芽を出さなくなる。自然発芽した芽を集めて,新たな株を作らなければならない。居間から正面に見える位置に植えてあった親株も寿命が来て,10年近く以前に新たな芽を植込んだ。庭の彼方此方に増やす様になったのは、それからのこと。



クマガイソウを思い出して南の境界近くを覗き込む。ニリンソウが増えて,クマガイソウが隠れていた。増え過ぎたニリンソウを引き抜く。大きな芽が数本出ていた。少し西で,日野在住のHさんが送って下さった、トキワイカリソウが花を開いていた。直ぐ傍では,バイモが蕾を付けていた。最上部の写真がバイモ。チシマイワブキも,花を開き始めた。キバナカタクリが漸く咲き始めていた。






赤い芽を出していたヤマシャクヤくは葉を広げ,中央に蕾を見せていた。種子を採種して実生で育てた株にも,蕾が付いていた。サンカヨウが花を開き始めていた。茎は伸びて,花の跡に青い実を付ける。





比布在住の花籠を編まれるK氏が下さったロッカクレンという植物が,艶のある葉を広げていた。今後どの様な変化を見せるのかが,愉しみとなった。内庭中央のクロフネツツジは、漸く蕾が膨らんで来た状態だった。裏の家が取り壊されて,背景に青空が映っていて驚いた。




一夜明けた昨日は、前夜からの雨が降り続いた。最短距離を通って,夕食の素材を買求めに出掛ける。綺麗に咲いていた桜が散り始めた。折角咲いたユキヤナギが,雨に打たれていた。



今朝雨は上がっているが,雲が低く冷たい風が吹いている。連休は,好天には恵まれずに終りそう。