30, 11. 2014 薄暗い週末


5週目の土曜日だった昨日は、教室が休みで午前中の時間が空いた。前日普段着の旧くなったものを大量にゴミに出したが、納戸の奥には何年も開けたことのない収納容器が積まれている。何を入れたのかはすっかり忘れてしまったプラスティック製の容器を取り出し、中を点検した。旧い衣服の他に、全く手付かずの布が大量に出て来た。以前は全て従姉や教え子のお母さんで洋裁店の縫い物をしておいでの方に縫って頂いていたので、2人が高齢となって縫って貰えなくなった布が数多く入っていた。ウールの布が多く、シルクも5着分あった。既製品全盛の時代だから、布を差し上げても誰も喜んではくれない。

不足の小物があって、午後の早いバスで野幌へ向う。小物を買い求め、1階にある書店へ入ってみた。奥行きの深い、大きな書店だった。先ず木綿の布から片付けようと、簡単に縫える普段着の本を探した。丁度手頃な本が見付かり、買い求めた。囲み製図で出来るので、縫いも簡単そうだった。

帰りがけにスーパーで食材を買い求める予定だったので、野幌の住宅街を北西へ戻る。前日見かけた様に、未だ薔薇が花を付けていた。四つ角へ出ると進路を北西へとって、3番通りへ向う。空地のオオエノコログサの色がすっかり抜けていた。ススキは穂が広がって、凄まじい姿になっていた。牧草地には、タンポポが白い綿毛を見せていた。






高速道路に架かる橋を渡り、団地へ戻る。西のスーパーに入る前に、裏手の原野を見渡す。頭上から北の空が晴れていた。山並みは霞んでいた。スーパーで、久々にイナダを見付けた。秋の初めは苫小牧産、やがて函館産となり、昨日のものは青森産で小振だった。海水温の低下で、魚群が南下しているものと思われる。もう終盤かと思い、1匹買い求めた。



昨夜南の低い空に半月が見えていたが、今朝は浮雲が見えるが良く晴れている。暖かいの雨の明日迄で、その後は雪の日が続く予報が出ている。根雪になると、地面の暗さが緩和される。