13, 08. 2014 墓参り


四国や近畿地方、関東北部に大きな爪痕を残して、台風11号が過ぎ去った。雲間から陽が射す天候となったが、何とも蒸し暑い。今日帰国する甥夫婦と墓参の予定があったので、庭の花を大量に切り取り4つの花束を作り、残りを玄関に生けた。9日閉廊間際に見えた小樽の抽象作家Mさんが下さった、陶板を繋いだ2枚の物体があったのを思い出し、花瓶敷きとして使用した。青い紋様の花瓶が多いので、夏場には重宝しそう。シルクスクリーンの刷師Sさんが下さったアオミガマズミも、鉢に植込んだ。花序が上がっていて、間もなく花が開きそう。




帯広から帰る甥夫婦を待って、2時過ぎに墓参に出かけた。当地に越して間もなく亡くなった祖母の為に父が墓を建立した頃よりは、2倍以上の面積に広がっている。会期2日目に来廊した父の姉に当る伯母も、直ぐ近くの墓に眠っている。草むしりをして墓石を洗い、持参した花を供えてお参りをした。人数が多いので、作業が早く進む。伯母の墓にもお参りを済ませて戻る。夕食の素材を買い求める為、スーパー近くで車を降りる。裏手の原野に廻って見た。湿度が高く、西の山並みは霞んでいた。未だクサフジが咲いていた。早く咲いた花は既に朽ちているが、次々と新芽が伸びるのが花期が長い原因。ノラニンジンも花期が終盤になっていたが、草刈りが施された位置には新たな花がぎっしり咲いていた。






重い買い物袋を下げて戻る。柿の実が少し大きくなって来ていた。今年は葉が虫に食べられている。固く見える葉を好む虫があるらしい。今朝は曇空。強かった風は治まっている。甥夫婦を送り出すと、日常が戻って来る。