20, 04. 2014 蕗の薹を採る


ここ数日、朝は快晴でも次第に雲が増える日が続いていたが、昨日は風は少し出て来たものの、終日良く晴れて気温が上がった。教室を済ませてアトリエの床を磨き、退避させてあった立体や道具を運び込む。先日春楡のある公園からの帰り道で、何時も蕗の薹を採る空地の雪が大分解けているのを確認していたので、夕食に天麩羅を作ろうと、2時過ぎに家を出た。

北風が相変わらず強かったが、陽が射すので前日より遥かに暖かい。秋に赤い実を付けていた庭木が、サンシュユの花芽に良く似て来ていた。下の方を見ると、黄色い花弁が見えている。サンシュユに相違ない。中学生の頃、華道でお生花の素材で何度か生けた記憶があるが、赤い実を付けることは知らなかった。




東の沢のネコヤナギは、小さな芽だが枝にぎっしり並んでいる。遠方からは、かなり黄ばんで見える。少し南の空地に、程の良い蕗の薹が出ていて採取した。海老と三つ葉かき揚げの付け合わせにする積りなので、余り多くは要らない。




沢の西の道を北へ向い、二番通りを渡った。冬期間西へ回り道して沢へ戻っていたが、未だ雪が少し残っているものの通れそうなので、沢に沿って北へ歩く。バッコヤナギの芽が長くなり、中心が緑色を帯びていた。直ぐ傍の猫柳の芽は、黄色味を帯びている。





沢を離れて、住宅街を北西へ向う。何時も数頭のシーサーが飾られる門柱には、今年は1頭のシーサーが置かれていた。三番通り手前の窪地の雪が、大分解けて来た。昨年夏の終わりに、不要な草刈りが行われたが、今年はエゾエンゴサクエンレイソウが咲くのだろうか。スーパーに入る前に、裏手の原野を見渡す。少し霞んでいたが、山並みは見渡せた。手稲山の左奥の白銀の頂が綺麗だった。手稲山の右には、朝里や小樽へ続く山並みが連なっていた。






買物を済ませて戻る。先日見付けたナニワズは、花数を増やしていた。春の香りのする揚げ物は、美味しかった。今朝も雲なく良く晴れている。肌寒い日が続いていたが、週明けは暖かくなりそう。