21, 04. 2014 穏やかな休日


明るい陽光とは裏腹に冷たい北風が吹荒れていたが、昨日は風の冷たさがかなり弱まった。気温も少し上がって、ストーヴのヴォリュームを何度も下げる。悲惨な海難事故やウクライナ自治権を巡る争いなど、心傷むニュースが多い中で、ハップル望遠鏡が500万光年彼方に、地球とほぼ同じ大きさの水や空気が存在しそうな衛星を捉えたというニュースに、心惹かれた。500万光年なら、物欲に長けた地球人の到達は不可能なので、生命体の存在が脅かされることはない。遠い彼方に存在するかも知れぬ生命体を想うのは、夢があって佳い。

大きなメビウスの輪も、少し調子が整って来た。2時半前に、散歩に出かける。水芭蕉が気に懸かって、南東へ向う。鉄道林前の道に近いお宅で、サンシュユを見付けた。前日見かけた樹と同様、下の枝の殻が開き花弁が見えていた。




白い苞が開いた水芭蕉を期待していたが、未だ苞は開いていなかった。昨年よりも数多く出て来たザゼンソウの中に、苞が開いたものが一株あった。道路からは垂直に近い下方にあり、両脇の鉄道林には熊笹が密生しているので、窪地に入ることは難しい。長く残って欲しい場所の一つ。





北へ向い、すっかり雪が解けた春楡のある公園を斜めに通り抜ける。春楡の梢は緑がかって見えていたが、花芽は茶色味を帯びて下がっていた。東へ足を延ばし、煉瓦工場の東の道を北へ戻る。ミヤマハンノキの周囲には、数多くの実が落ちていた。梢を見ると、雄花が長く伸びて下がっていた。最上段の写真が、ミヤマハンノキの雄花。未だ少し雪が残る東の沢を利用した新町公園を見下ろす。白樺の雄花も長く伸びて、黄土色に変わって来ていた。






夕刻薄雲が広がって来ていたが、今朝は曇空。曇空なら、一雨欲しいところ。今日から弟夫婦が、10日間の予定で地中海クルーズに参加するので、朝食もそこそこに慌ただしく出かけて行った。