15, 10. 2013 青い貴石


雨は上がったが、昨日は雲が厚くすっきりせぬ天候となった。南方の海上で発生した台風26号が、列島に近付いている。今年最大級の台風だそうで、被害が懸念される。南方の海水の温度の上昇に伴い台風の発生数も増え、インドでは強いサイクロンに見舞われた。今後も台風発生の可能性があるという。

そろそろ秋終いの準備をしなければならない。良く花を付けてくれたナツエビネやバイモ、クマガイソウやヤマシャクヤクにお礼肥の腐葉土を施そうと、2時過ぎのバスで野幌へ出かけた。先日スーパーで探したが、腐葉土は見当たらなかった。3l入りの腐葉土を三袋かい求める。緑地帯の樹々の色付きが進んでいた。トチノキは葉が枯れ始め、周囲一面に大きな落葉が散乱していた。厚い雲の隙間から、僅かに陽が漏れる。前回は未だ水が出ていた噴水は、水が止められ、管には覆いが掛けられていた。





以前大きな煉瓦工場があった跡地には、スーパーやドラッグストア、洋品店などが建ち並んでいる。散歩用の耳掛が大分色褪せて来ていたので、探したが見当たらず、細く切った毛皮を編んだ帽子を買い求めた。かっての煉瓦工場の敷地を西へ抜ける。煉瓦造りの住宅が多く、地面にも煉瓦の欠片が敷き詰めてあった。煙突のない小さな家の前に出た。東側の壁面の蔦が色付いていた。南東の角のノブドウに近付く。青い実が増えていた。最近は外出時にもネックレスが必要な洋服に袖を通すことがなくなったが、糸に通すと素敵なネックレスになりそうな実の数々。暫く足を止めて、飽きずに眺めた。






二番通りへ出て、西へ戻る。路面より低くなった畑に、ワレモコウが未だ花を付けていた。今月はワレモコウもモデルにしている。来週は庭のワレモコウを切り取って生ける積り。高速道路に架かる橋を渡り、漸く団地に戻る。団地の境界線となる東の沢の樹々に、ほっとする。陽の位置が随分低くなっていた。




今朝も曇空。何時もは強い風も、余り強くはない。雨が来る前に、腐葉土を施すことにしようか。