04, 08. 2013 不思議な雲
朝方の雲は8時前には消えて、昨日も良く晴れた一日となった。教室の最中に、大きなキアゲハが飛来して、サンショウの枝に何度も止っていた。今年も剽軽な姿の幼虫が見られるかも知れない。昼食時に、思いがけない2通の書状が届いた。1通は、美術評論家のKさんからの執筆された論文が修められたファイルケース、もう1通は、土浦在住のMIXY友Sさんからのサツマイモの花の写真が載った新聞記事の切り抜きが入った書状だった。論文が修められたファイルは、次に転送するべき方の宛名と切手が付された角封も修められていた。時間を作って論文を読み上げ、次の方に早く転送しようと思う。
サツマイモの花は、芙蓉を想わせる華やかな花だった。当地は馬鈴薯の産地で、サツマイモは見たことがない。夕食の素材を買い求め方々、サツマイモを見て来ることにした。葛の花も気に懸かり、北へ向う。四番通りへ出て視界が広がると、北東の空に真直ぐ立上がる巨大な雲が見えた。飛行機雲にしては幅があり、雲の表情が変化に富んでいる。不思議な光景だった。
葛は花を付け始めていた。花とは似つかわしくない毛に覆われた花序が、何本も上がっていた。大分花序の上の方まで花が開いたシロバナシナガワハギが、風に揺れていた。玉葱は、一部が葱の部分がが倒れ始めていた。西の山並みが見える。右端は日本海に通ずる。
秋蒔きの小麦は、収穫が済んでいた。農場の間の道を南へ向い、サツマイモを見に立寄った。紫蘇の葉を想わせる暗紫色の葉が混じっていた。未だ蕾は見えていない。東の住宅街を折れ曲がりながら、南西へ戻る。咲いた桔梗に絡み付いたガガイモに、花が咲いていた。ハンショウヅルと思しき植物が、花を付けていた。K氏から戴いたタカネハンショウヅルも、この様な花を付けるのだろうか。園芸種と思われるが、野草の趣のある花が咲いているお宅があった。涼しげな佳い種だった。
買物を済ませてスーパーを出て空を見上げると、先刻目にした垂直に立上がっていた雲は伸びて水平となり、南西の空へ遠く流れていた。立ち上がりの北東の部分は、少し霞み始めていた。今朝は曇空だったが、先刻から雲が切れて、青空が広がり始めている。気温は随分下がって、ひんやりした空気が心地良い。