04, 11. 2012 氷雨降る
すっきりせぬ天候が続く。昨日は午前中は雲が切れて僅かに陽も射していたが、午後に入って雨が降り出した。教室を終えて掃除を済ませる。家の東側に咲いたアケボノソウではないかと思われる花に、MIXY友のSさんが、センブリではないかとのコメントを下さった。3年前の秋に、センブリの種子をお送り戴いて家の西側に蒔き、翌春小さな芽が数多く出ていた。夏が過ぎて芽は姿を消し、昨年も今年も芽は出て来なかった。20m近く離れた家の東側に芽が出て来たのは解せないが、散歩の途中でセンブリを見かけたことは無いので、種子が飛んだものとしか考えられない。上手く根付いて欲しいもの。
小降になった頃を見計らって、夕食の素材を買い求めに出かけた。今年も随分更地になった住宅地がある。僅か1年で、住宅地は原野と化す。赤茶色に伸びた植物が目に入った。大きく伸びたヨモギだった。夏に草刈りされた草地では、ムラサキツメクサが未だ花を付けていた。
色付いていたナツハゼの葉が、反り返り始めている。冷たい雨と強い風で、小公園の樹々は殆ど葉を落としていた。葉が黄色くなり始めた無花果は、実は色付いていない。実が大きくならなくても、せめて色付くと良いのだが。イボタの生垣で、黒くなる前のグレーの実を見付けた。
野菜で重く膨らんだ買物袋を下げて戻る。中央分離帯の樹々は色を失っていた。葉を残していたハリエンジュも葉が半ば落ちて、空が見えていた。
昨夜来の雨で敷石は濡れているが、雲が高くなって、青空が見えて来た。地上の色彩を洗い流す様な冷たい雨は気が滅入る。