05, 11. 2012 目紛しい天候


時折陽は射すものの、昨日は強い風が吹き雨が何度も落ちて来て、変化の多い天候だった。洗濯機を仕掛け、雑事を片付ける。戸外に干せなくなった洗濯物は空間を占拠し、鬱陶しさを増す。NYのNさんに送る手紙を作成し、依頼のあった近作の写真のファイルを探し出した。

2時前に散歩に出かける。東の空は晴れて明るいが、西には黒い雨雲が広がっていた。南東を少し廻って来ようと、南へ向う。葉を落とした胡桃の枝の先端に、冬芽が見受けられた。黄色く輝いていたシラカバの葉は、褐色に枯れていた。




一番通りを東へ向う。長い期間残されていた葡萄が、色付きが不完全な房を残して収穫されていた。広い道路は風が強いので、住宅街を折れ曲がりながら北東へ向う。過日見付けたオオヤマレンゲは葉を落とし、赤かった実は褐色に朽ちていた。見事なツルウメモドキが、葉を落として実を見せていた。モデルに買い求めたツルウメモドキより、遥かに実の付きが良い。未だ葉の付いたツルウメモドキもあった。






時折雨粒が落ちて来る。西の空が僅かに明るくなって来た。窪地の底から伸びている落葉松の向こうに、うっすらと虹が見えた。落葉松の葉は、僅かな間に黄色味を増して来ていた。間もなく路面には落葉松の小さな針の様な葉が、風で吹き寄せられて茶色の帯となるのだろう。帰りがけナナカマド公園を通り抜ける頃には、空はかなり明るくなって来ていた。




今朝は良く晴れて、西の上空に白い月が見えている。今日は晴れ間が広がる予報が出ているが、今週も天気予報には傘のマークが並んでいる。日が短くなるだけでも鬱陶しいのに、天候のすっきりしない晩秋は気が滅入る。