29, 09. 2011 ススキ


雨が多く肌寒かった9月前半の埋め合わせの様に,9月も末というのに当地としては高めの気温で晴れの日が続いている。昨日は全く雲なく晴れ上がり,気温も25度迄上がった。風が強いので,余り暑くは感じなかった。

遅れて咲き出したナツエビネは、3株ともほぼ茎の頭頂まで花を付けた。昨年より少し小振の様な気がする。花が終ったら,有機肥料を与えることにしよう。最後に花を付けたオオウバユリの実も,大きく膨らんで来ている。この2株が最も花数が多く,勢いが良かったので,此の種子を境界付近に蒔くことにしようと思っている。




堂々巡りをしている陶の作業の区切りの良いところで、夕食の素材を買求めに出かけた。ナナカマド公園を抜けて東へ向う。ナツハゼの実が赤から暗紫色に変わって来ていた。8月に入って着工した彼方此方の住宅は,殆どで来上がっている。最近は工期がぐんと短くなり,僅かな期間で真新しい住宅が建ち現れる。一方,更地になった住宅地,空家になった場所も増えている。更地は,間もなく雑草に覆い尽くされる。エゾノギシギシとエノコログサが,良い風情を見せていた。空家の周囲では,雑草に混じって、以前の住人が植えられていたシュウメイギクやコスモスが咲いていた。雑草に混じった園芸種は、何とも物悲しい。





東の沢近くで過日見かけた名称不明の木の実が色付き,一部は地面に落ちていた。梅の実も形状は似ているが,一回り小さく,葉も長い。何の木なのだろうか。東の沢のホウノキの実が割けて,赤い種子が覗いていた。此処の実は,皆斜面に落ちて拾うことが出来ない。そろそろ南の小公園で、鴉の上前を撥ねて,実を拾って来ようか。





住宅街を西へ戻る。ススキの穂が,絹糸の様に光っていた。葉に斑が両側に入った珍しい種。タカノハススキの様な園芸種なのだろうが,縞模様の葉は初めて目にした。白いフェンスから、真っ赤な実を付けた灌木が出ていた。昨夜から名称を思い出そうとしているが,別称のスズメトマラズしか思い出せない。



ススキ Miscanthus sinensis イネ科