11, 07. 2011 ツルアジサイ


前夜からの雨は10時前には上がったが、薄暗く陽も射さぬのに朝から蒸し暑かった。洗濯機を仕掛けて、陶の作業を進める。雨が上がったので、残りのバイカウツギの枝をゴミ袋に詰め始めたが、濡れていて思わしくないので今日に作業を廻した。

午後に入って、薄日が射して来た。前日花を生けて、切り花の活性剤が無くなってしまったので、散歩を兼ねて南東の日用品の大型販売店に出かけることにした。大回りをして、久々に国道の南を廻ることにした。跨線橋を渡っていると、後から自転車に乗った青年が通り越して行った。急いで後を追う。国道は手押し信号で渡るのだが、川の様な車の流れを僅か1人の為に止めてしまうのは、罪悪感を感じてしまう。もう1人信号待ちの仲間が出来て、負い目を感じずに国道を渡った。国道沿いに東へ向い、酪農学園大学の敷地を南へ進む。牛舎から出た牛が草を食んでいた。



ロータリーを左に折れて、東へ進む。耕作地には、昨年同様、飼料用の玉蜀黍が一面に植えられていた。針葉樹の並木の西端に、ツルアジサイを絡めた樹が現れた。丁度見頃の状態。更に100m程東に、目当てのツルアジサイで幹を肥らせた針葉樹が現れた。道端で、手で触れることも可能なのが好ましい。





東の突き当りの急坂を、南へ進む。視界が開けてかなりの広範囲を一望出来るが、生憎の曇り空。西の山々も東の山々も雲に覆われていた。今日で東日本大地震から4ヶ月が経過するが、復興は遅々として進んでいない。政界の茶番劇、東電のヘマの連続の修復作業、原発再開へ向けた児戯にも等しい裏工作は、脱原発への追い風となって来ている。昨日の新聞に、京大で安価な素材と装置で、放射能を濾過する方法が開発された記事が載っていた。まともに作動しないフランスの濾過装置よりは、遥かに期待出来そう。

ハルニレの聳える道へ入り、育種園への道を辿る。ハルニレの傍の針葉樹に絡んだヤマブドウに、実が生っていた。緩く南へ曲がる角に、真っ白に花を付けたヤマボウシがあった。枝に隙間がない程花を乗せたヤマボウシ。木立が開けた西には、乗馬をする学生達の姿が見られた。






東の急坂へ戻り、線路への道を下る。少し西へ戻って、国道への階段を上った。階段脇にクサフジの姿が見られた。国道を東へ進む。土手には点々とクサフジが咲いていた。国道沿いの店舗で1リットル入りの活性剤を買求めて戻った。重いので、寄り道なしに最短距離を歩く。煉瓦工場の東のビロウドモウズイカも咲き始めていた。





何時もは通らぬ二番通りを西へ戻る。公園の西の木立の奥に、イワガラミの姿が見られた。イワガラミもツルアジサイも、夏の木立に涼を呼ぶ、佳い植物。美容院のデッキには、今年もノブドウの蔦が絡んでいた。小さな蕾が上がって来ていた。





ツルアジサイ Hydrangea petiolaris ユキノシタ