22, 07. 2011 シナノキに蝶が


昨日も良い天候が続いた。何より湿度が低くなって来たのが有難い。洗濯機を仕掛けて、雑草取りをした。小一時間作業を続けたが、半分程しか取れなかった。今日は、雨の間に出て来たドクダミを引き抜かなければならない。

エリンジウムが僅かに色付いて来た。日照不足だった所為で、ルリタマアザミも色付きが遅れている。チョウジソウに、特異な形の実が出来ている。細い莢の中には、種子としては異例の、円筒状の種子がぎっしり詰っている。





陶の作業が一段落した2時半過ぎに、前日届けて頂いた石膏を溶く為の器を買求めに、南東にある日用品の大型店舗に出かけた。家の1軒おいて東に南北に走る道路があるが、この道へ出るとシナノキが満開状態になっていた。蜂が飛回り、蝶も仲間入りしていた。下の写真には、ほぼ中央と右下に蝶の姿がある。





延々と続くシナノキの街路樹は同じ時期に植え込まれたものなのだろうが、40年以上を経てかなりの差異がある。程良く枝を張ったものや、枝折れで張り出しの小さなもの等。樹の勢いなのか陽当たりなのか、花の付きや咲き出しの時期も異なっていて、漸く花を開き始めた樹もあった。圧倒的に、満開の樹には来客が多かった。何処からこの様に集まるのかと思われる程、クジャクチョウの姿が多く見られた。花の時期に合わせて羽化するのだろうか。庭のアゲハ達は、何の花の開花に合わせて羽化するのかと思いやった。




一番通りを東へ進む。小学校前のキングサリの並木は、花が終り長い莢を下げていた。国道を越えて店舗に着く。店舗の前で、面白い植物を見付けた。サルナシの鉢植で、背丈が低いのに実を付けている。サルナシを絡ませる程、大きな樹が植えられる様な広い庭を想った。作業に程の良いサイズの容器を求めて戻った。




軽いが嵩張る荷物を持って、最短距離を戻る。高速道路の西の道では、クサフジが殺風景なフェンスを彩っていた。二番通りに面した公園の木立のイワガラミも、満開状態だった。子育てが終ったのか、五月蝿く付きまとう鴉の姿が消えたナナカマド公園を通り抜ける。住人が去って住居が取り壊された空地に残った車庫の前に、アメリオニアザミが咲いていた。シナノキの街路樹の道へ戻る。満開の樹よりも、咲き始めの姿が美しかった。






エリンジウム Eryngium planum セリ科 マツカサアザミ