14, 06. 2011 オオヤマレンゲ


終日雨の予報が出ていた昨日は、8時前に雨が降り出したが間もなく上がり、その後は鬱陶しい薄暗さだったが、日中雨は降らず終いだった。気温が下がり、庭仕事をする気にはなれず、午前中はアトリエに火を入れて、粘土を練ったり陶筥の内側を削って過ごした。正午を過ぎて、僅かに明るくなって来たので庭に出た。

シコタンキンポウゲが彼方此方で開き始めた。地下の走出枝を這わせて増える他に、種子を飛ばしても良く増える。細い茎の先の花は、艶があって可愛らしい。南の境界付近に移植した、七変化の名がある額紫陽花に蕾が付いていた。上手く根付いてくれたらしい。





クロフネツツジの西のシャクナゲと山ツツジの花期が終り、花が朽ちて来た。背丈を少し詰めて、シャクナゲは実を取り去る必要がある。今日のゴミの集荷に合わせて、作業に取り掛かった。シャクナゲは小さな剪定鋏で枝を切り、放射状に開いた花柄の根元を切れば良いが、山ツツジは出来るだけ小さく纏めたいので、両手で扱う大きな剪定鋏で、これ以上は切れない程、丸坊主に切詰める。それでも夏の終りには、また伸びて来る枝があって、再度切詰めなければならない。ツツジを切り終えたら、肩が凝って掌が腫れていた。




数日前から、毎日拝見しているS大M教授のブログに、オオヤマレンゲが登場していたので、見易い位置にあるオオヤマレンゲを見に出かけた。シラカバ公園を通り東町公園を抜けて、南の住宅街に入る。低い塀の直ぐ傍に植えられたオオヤマレンゲが咲いていた。花芯の部分が艶やかな花。白い花弁は、中心部が僅かにピンクを帯びている。随分花を付けていたので、秋には実も楽しめそう。




住宅街を南西に抜けて、南の公園に向った。ハマナスがもう花を開いていた。公園に入ろうとして足が止まった。公園に隣接するお宅に、大きなオオヤマレンゲがあった。幹は一抱えもありそうに太く、大きく枝を広げたかなりの樹齢の樹だった。惜しむらくは、道路からかなり奥まった位置にあること。花の時期でなければ、それと気付かない。





公園を西へ抜け、ツキヌキニンドウを見に立寄った。花は盛大に開いていたが、予想通り咲きがけの頃の風情が良かった。北へ向い、北の沢の中程から住宅街を東へ戻った。近隣で最初に見付けたヤマボウシの花が、大分大きくなって来ていた。



オオヤマレンゲ   Magnoria sieboldii ssp. japonica モクレン
シコタンキンポウゲ Ranunculus grandis var. austrokurilensis キンポウゲ科