21, 02. 2011 雪緩む


午前中は時折雲が広がったが、昨日は午後から良く晴れた。洗濯機を仕掛け、雑用を済ませる。色の重い衣服はもう身に付けたくなくなり、クリーニングに出すべくとり揃えて、春らしい色の衣服を取り出した。陽射しが明るくなると、重い色は鬱陶しく感じられる。

午後、アトリエの床に先日買求めた革と、手持ちの革を広げてみた。幾通りかの組合せが可能で、少々迷いが出た。以前作ったバッグは、順次散歩用に廻して来ているので、それを補充する為のあまりサイズの大きくないものをと考えている。手持ちの衣服や靴等との相性も考慮する必要がある。歩きながら考えようと、散歩に出かけた。陽射しが暖かく、足元の雪が緩んでいた。至る所から水滴が落ちて光っていた。

南の東町公園では、久々に小山で遊ぶ子供達の姿が見られた。一番通りは、車道と歩道の境の雪の壁が取り払われていた。すっきり広がって気分は良いが、車が跳ね飛ばす泥水が飛んで来る。気に入りの植物が多く植えられているお宅のモクレンは、大きな雪の塊を長い間抱えていたが、雪が融けて広がっていた枝も損傷なく立上がっていた。数多く付いた冬芽が膨らんで来ている。





中央の沢の東の遊歩道を、北へ進んだ。前日気付いた、樹に貼り付いた雪の黒い跡が気に懸かる。歩道に近い樹の樹皮を見ると、かなり損傷があった。日中融けて緩み、夜間に凍ることを繰り返すのだから、樹皮もたまったものではない筈。カラマツに付着していた雪の塊は、殆ど落ちていた。





二番通りを越えて、北の沢の遊歩道に入った。枝が折れた生々しい跡があった。トチノキは損傷なく、冬芽を膨らませていた。赤い冬芽はモミジだろうか。三番通りに出て東へ戻った。






南北に走る幹線道路まで戻り、広い空が見たくなって、四番通りへ向った。過日雪で通れなかった農場を目指す。レンギョウの芽の先が、僅かに黄色を見せていた。



広々とした空が気持ちが良い。遠方の街路樹のナナカマドに鳥の群が見えた。キレンジャクかも知れない。下り坂の道を急いだ。