08, 01. 2011 吹き荒れる


穏やかだった新年も、寒に入って冬が牙を剥いた。昨日は前日にも増して,酷い吹雪となった。気温もぐんと下がり、窓ガラスは結氷で外が見えなくなった。夕刻のニュースでは、気温は-10度を下回り、積雪は27cmだったと報じられていた。





午前中四角形と六角形の2つの陶筥の身の内側に、蓋がずれるのを防ぐ為の立ち上がりを施した。少し乾きを待って、仕上げの削りをすると成形は終る。午後から今日の教室の為に必要なものを買いに、札幌へ出かけた。気温が低いので、降った粉雪は歩くと片栗粉の様に崩れて、キュッと音を立てる。少し離れた位置が霞む程の吹雪。車はライトを点けて走っていた。バスや電車の運行を心配したが、何れも定時で運行していた。プラットホームに入って来た電車は、真っ白に雪を付けていた。




こんな悪天候なので、街は人影も疎らだろうと期待していたがさにあらず。何処も人で混雑していた。降りしきる雪で、何時もは滑る横断歩道も難なく歩けたが、出かけたついでに散歩用の冬靴を探そうと考えた。靴底を表示して、滑らぬことを謳っている所を見回る。底の造りが頑丈になると、靴も重くなる。程々の重さで、底のゴムにガラス片が組み込まれているという靴を選んだ。秋に履いているヌパックのスニーカーと同じメーカーの靴になった。ファスナーが付いているので、着膨れて履く度に玄関に腰を下ろさなくても済みそうなのが気に入った。




駅前に戻ろうと戸外に出る。雪は相変わらず降りしきっていた。直ぐ傍のテレビ塔が霞んでいた。大通公園では、クリスマス用のイルミネーションが撤去され、雪祭りの為の櫓が組まれていた。駅前で生花と花びら餅を買求めて戻った。

今朝は風は治まったが、雪は未だ降っている。少なかった積雪も例年と変わりなくなった。