26, 03.2010 キタコブシを見付けた


重く垂れ込めた雲は切れず、昨日は薄暗い陰鬱な天候となった。前日の明るい陽光の印象が強く残っているので落差は激しく、仕事を始める気分になれなかった。日常の雑事をこなし、義妹のバッグを仕立てる為に道具を出したついでに、夜の時間を利用して作り進めていた、夏用の斜め掛けのバッグを仕上げた。

使用した皮革は、3年前に作った大きなトートバッグの残りの青い革と1月に見付けた淡いグリーンの革、それに甥の連れ合いに作ろうと買求めた白い革を少し加えた3色の構成。裁った革の裏に接着綿をアイロンで付け、縫い合わせて行く。何時もはベルトを金物のジョイントで繋ぐのだが、バッグの軽減の為に、マチを延長してその中にベルトを納めるデザインにした。4枚目の写真の段階迄出来ていたので、昨日は外袋に中袋に納め。裁ち出したマチにベルトを納め、仕上げ寸法に織り上げたものを両面テープで接着し、クリップで暫く押さえてステッチをかけて仕上げた。






夏用には大きなトートバッグとショルダーバッグを作ってあるが、旅先で写真を撮ったりすることを考えると、肩が落ちているのでバッグを絶えず気にしなくてはならなくなる。斜め掛けなら両手は自在になるので、旅をイメージしながら作った。ベルトの長さは短めにして、人混みでは肘で雨蓋を押さえられる様にしてある。背の外付けのポケットも深くして、地図や旅のガイドブックが収まる様に仕立てた。バッグは出来上がったが、ホテルを決めなければならない。行動系を考えて、決めることにしたい。




3時半過ぎに南西の商店街に買物に出かけた。前日ツルウメモドキが絡まる樹が枯れていることが多いのに気付いたので、遠回りをして南にあるお宅の大きなイチイの樹に絡まったツルウメモドキを見に立寄った。ツルウメモドキは残っていたが、イチイは1m余を残して、切られてしまっていた。幹の高い所まで絡まっていたのにどうしたのだろうか。




大きな東町公園を廻ろうと、通ったことのない道筋を北西に向った。門柱にツルウメモドキが絡まっているお宅があった。ベニシタンの実が真っ赤に残っているお宅があった。ベニシタンは、煉瓦塀よりも石塀が良く似合う。




東町公園の南に続く公園近くのお宅で、キタコブシと思われる樹を見付けた。過日原始林で見た樹と良く似た斑紋が幹にあった。背丈の高い樹には、小振りの芽が多数付いていた。開花が待ち遠しい。



暗い空から小雪が降り始めた。東町公園の大きなケヤキを見て、商店街へ向った。雪は日暮過ぎ迄降り止まなかった。今朝、空は良く晴れているが、庭はまた真っ白になってしまっている。気温も下がって、今朝は寒い。足踏み状態の春の到来が待ち遠しい。