昨朝の快晴は、長くは続かなかった。北西から浮雲が流れ始め、雲は大きな量塊となり、厚みを増していった。未だ先は長いが、手仕事に一区切りついたところで、気分転換に夕食の素材を買求めに出かけた。戸外へ出ると。北東の空が晴れていた。
住宅街を、東へ向かう。ナツハゼの芽が、勢い良く伸びていた。厳しく剪定されたグミにも、しっかりした芽が伸びていた。東の沢の樹々も芽が増えて、沢の手前、沢の東と野幌の街路樹の3段構えになっていたのが、大分曖昧になって来ていた。
沢を離れて、住宅街を北西に向かう。随分暖かく、日差しも明るくなって来たのに、分厚い筵で囲われている庭木があった。正月4日から仕事を再開した平屋は、窓ガラスのステッカーが外されていたので、引き渡しや引っ越しが近いものと思われた。久々に、北の住宅街を歩く。日当たりの良い庭では、融けた雪の下から、サクラソウの緑色が現れていた。これも厳しく切り詰められたフジに、しっかりした芽が出ていた。
買物を済ませて、戻る。ブロック塀の角が斜めにカットされた僅かな地面に植えられているドウダンツツジに、赤味を帯びて芽が多数見えていた。少し回り道をして、家の南並みの通りの土台が出来た建築現場を見る。足場の金属が組まれ、木製の柱が組まれ始めていた。
夕刻まで雪は降らなかったが、今朝ブラインドを上げると、2㎝程の積雪で、庭がまた白くなっている。空は薄曇り。雪は直ぐ解けるに相違ない。