23, 12. 2014 雪の冬至


冬至の昨日は10時過ぎまで良く晴れていたが、やがて雲が広がり雪が舞い始めた。水揚げをしておいた生花を生けて、仏前に供える花籠を作る。2本の白い百合を中心に、余り色が強くない蘭を数多く入れて、小振りながら品良く纏めた。午後の早い電車で、札幌へ向った。凍てついた道に僅かに雪が積り、バス停までの僅かな距離に、酷く時間を要した。

地下鉄に乗り換えて、北へ向う。10年程以前に、癌の手術をされてお見舞いに伺った事があるので、地下鉄の駅から外へ出ずに着けるマンションに迷わず辿り着いた。表札には、亡くなった方の姓と娘さんご夫婦の姓が連記されていた。お参りを済ませ、少し思い出話をして、辞去した。北にある画廊に寄る積りだったが、月曜日は休廊なのを思い出し、地下鉄で札幌駅へ向う。少し時間に余裕があるので、地下街を通って、道庁の北門へ続く道に出た。雪はかなり酷く降っていた。

道庁の北門から構内へ入る。北側の池の周囲には、除雪で出来た雪の壁が高くなっていた。ヤチダモに冬芽が出ているが、色が良く見えない、今年も南の池は、、水面が出ていた。水面の一部が、薄い氷で覆われている。マガモは殆ど動くことなく浮かんでいた。南の池を取巻く八重桜が、雪化粧していた。此の並木に、1本ハナノキが混じっている。来春の赤い花が愉しみとなる。






南門を出て、塀に沿って歩く。正門前では、雪の中観光客の姿が見られた。駅前に戻り、年内もう出かけて来なくても済む様に、必要なものを考えて買い求める。クリスマスが近い所為か,売場は何処も混雑していた。帰り道は、積雪で難なく歩くことが出来た。今朝は雲は多めながら、青空が見えている。今日から僅かずつでも日が長くなるかと思うと、寒さも雪もこれからが本番なのに気が晴れる。